ヴィック=ル=コント (Vic-le-Comte)は、フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、ピュイ=ド=ドーム県のコミューン。
地理
ヴィック=ル=コントは、国立アリエ川谷自然保護区(fr)の中にある。クレルモン=フェランの南東19.6kmの距離にある。直線距離ではイソワールの北11.1kmのところにある。面積の一部はコンテの森で覆われている。
歴史
かつてのオーヴェルニュ伯領の本拠地であった。
フランス革命後の国民公会時代、コミューンはヴィック=シュル=アリエ(Vic-sur-Allier)と呼ばれていた。
人口統計
source=1999年までLdh/EHESS/Cassini、2004年以降INSEE
史跡
オーヴェルニュ伯領時代の興味深い歴史的建造物が残っている · 。伯爵の城は要塞化された入り口の扉が残っている。
- サン・ピエール教会 - サント・シャペルの名で知られている。現在は教区教会である。サント・シャペルはかつて、オーヴェルニュ伯の城に属する礼拝堂で、1505年にオールバニ公ジョン・ステュアート(スコットランド王ジェームズ2世の孫)がオーヴェルニュ伯アンヌと結婚してから建設が始まった。サント・シャペルはパリのサント・シャペルの原型設計図を元にしており、4つの側廊を備えた身廊をもつ。聖ジャン・バティストおよび聖冠の2つに献堂されている。この建物はオーヴェルニュにおけるルネサンスの最高作品の1つである。
- サン・ジャン・バティスト教会 - 13世紀
- ヴュー・マルシェ広場の泉
- 中世からある木造の住宅
ゆかりの人物
- ジャン・バティスト・バルゴワン(fr) - カフェ経営で成功後、慈善活動家となる。クレルモン=フェランのバルゴワン博物館の後援者。