アンフューマ科(アンフューマか、Amphiumidae)は、両生綱有尾目に属する科。現地では conger eel (アナゴ)または congo snake(コンゴヘビ) と呼ばれているが、魚類や爬虫類ではなく、両生類に分類される。

分布

アメリカ合衆国南東部。

形態

最大種はフタユビアンフューマで最大全長116cm。体形は長い。体色は黒または灰色。成体に外鰓はないが、左右に1つずつスリット状の鰓穴が残る。四肢は小型で、最大でも2cm程度。指趾は1-3本。目蓋と舌を欠く。

生態

河川や池沼、湿地などに生息する。流木の下や他の動物が掘った穴などを隠れ家にする。水が干上がると泥の中で夏眠することができる。食性は動物食で、昆虫類、甲殻類、魚類、両生類、爬虫類などを食べる。夜行性。

繁殖形態は卵生。体内受精。水辺の穴や倒木の下などに卵を産み、母親は卵が孵化するまでの約5ヶ月間卵にとぐろを巻いて保護する。幼生は外鰓を持つ。約4ヶ月で変態して成体となり、外鰓が消失し肺呼吸をはじめるが、左右に1つずつスリット状の鰓穴が残る。。

分類

現存するアンフューマには3つの種があり、指趾の数で区別される。

人間との関係

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少ない。

関連項目

  • 有尾目
    • イモリ上科

参考文献

  • 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、232頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館、2004年、21頁。
  • 山崎利貞 『爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間 有尾類・無足類』、誠文堂新光社、2005年、30-31頁。

ミツユビアンヒューマ イモリ他図鑑

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