サウスチャールストン(英: South Charleston)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州のカナー郡にある都市。人口は1万3450人(2010年)。州都チャールストンの南でなく、西に位置している。市名はカナー川の南岸にあることに基づく。町として1906年に設立されたが、法人化されたのは1919年にウェストバージニア州議会を通った特別憲章によってだった。
市中には州間高速道路64号線、アメリカ国道60号線、同119号線、ウェストバージニア州道601号線、同214号線が通っており、またカナー川が町を二分している。市内の交通はカナーバレー地域交通局の運行するバス便がある。一般用途空港であるマロリー空港がアメリカ国道60号線の南3km、チェスナット通り近くにある。最寄りの商業空港はチャールストンにあるイェーガー空港である。市内にはウェストバージニア州警察の本部がある。
地理
サウスチャールストンは北緯38度21分9秒 西経81度42分43秒 (38.352455, -81.712001)に位置している。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は8.51平方マイル (22.04 km2)であり、このうち陸地7.61平方マイル (19.71 km2)、水域は0.90平方マイル (2.33 km2)で水域率は11.82%である。
気候
サウスチャールストン地域の気候は、暑く湿気た夏と、概して温暖か冷涼な冬が特徴である。ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(略号Cfa)にある。
人口動態
収入と家計
- 収入の中央値
- 世帯: 37,905米ドル
- 家族: 50,528米ドル
- 性別
- 男性: 39,036米ドル
- 女性: 25,978米ドル
- 人口1人あたり収入: 24,928米ドル
- 貧困線以下
- 対人口: 12.1%
- 対家族数: 9.7%
- 18歳未満: 19.4%
- 65歳以上: 9.8%
2010年国勢調査
以下は2010年の国勢調査による人口統計データである。
経済
サウスチャールストンには、1947年にジェイムズ・H・"バック"ハーレス(現在は会長兼CEO)が設立したグループ会社の親会社である、インターナショナル・インダストリーズの本社がある。主に石炭や木材のような天然資源を扱うが、製造、ホテル、不動産業も営んでいる。
教育
サウスチャールストンには公立小学校6校がある。すなわち、モントローズ、ルスローン、リッチモンド、アラムクリーク、ブリッジビュー、ウィーバーウッドの各小学校である。主要な中学校は3番アベニューにあるサウスチャールストン中学校である。6年生から8年生を教えている。サウスチャールストン高校はカノー郡にある高校8校の1つである。イーグルウェイにあり、9年生から12年生を教えている。高等教育機関としてはブリッジバレー・コミュニティ・工業カレッジのサウスチャールストン・キャンパスが元のダウ・ケミカル研究施設を使っている。マーシャル大学サウスチャールストン・キャンパスはマーシャル大学の大学院である。
芸術と文化
サウスチャールストンにある観光地としては、クリール・マウンド(サウスチャールストン・アデナ埋葬塚とも呼ばれる)や、サウスチャールストン博物館がある。この博物館はD通りの歴史あるラベル劇場にあり、ウェストバージニア映画シリーズ、オープンミック・ナイトなどの行事や展示を行っている。
市内にはコミュニティセンター、アイスアリーナ、リトルクリーク公園、ティンバーランド公園、ジョプリン公園がある。
脚注
外部リンク
- City of South Charleston - 公式サイト
- South Charleston Convention & Visitors Bureau