神崎寺(かみさきじ)は、茨城県水戸市にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
創建年代は不明である。ただ、「長承二年(1133年)」の銘が入った銅製経筒が、1687年(貞享4年)に境内から出土しており、少なくとも平安時代後期には既に存在していたものと推測される。
1572年(元亀3年)、宥怒によって中興された。
当寺裏の谷は、江戸時代に水戸城の外堀に活用されたという。
墓地には、水戸藩の藩校「弘道館」や修史局「彰考館」関係者の墓がある。また桜田烈士(桜田門外の変の襲撃者)の稲田重蔵の墓もある。
文化財
- 銅製経筒(茨城県指定文化財 昭和37年10月24日指定)
交通アクセス
- 水戸駅より徒歩30分。
脚注
参考文献
- 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年