『ラバーズ・コンチェルト』は宝塚歌劇団によって制作された舞台作品。雪組公演。宝塚・東京の形式名は「ショー」。宝塚・東京は20場。作・演出は村上信夫。併演作品は『華麗なるギャツビー』。
公演期間と公演場所
- 1991年8月8日 - 9月17日 宝塚大劇場
- 1991年12月3日 - 12月26日 東京宝塚劇場
- 1992年2月2日 - 2月17日 名古屋・中日劇場
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演参考。
公演演目を日本語訳すると"恋人たちの協奏曲"である。明るく爽やかに展開する、クラシカルでエレガントなヨーロッパ調のショー作品。モダンダンサーの神雄二が「アルハンブラの幻想」のシーンの振付を担当。
スタッフ(宝塚・東京)
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:寺田瀧雄・高橋城・西村耕次
- 音楽指揮:岡田良機(宝塚)、伊沢一郎(東京)
- 振付:羽山紀代美・中川久美・家城比呂志・神雄二
- 装置:石濱日出雄
- 衣装:任田幾英
- 照明:勝柴次朗
- 小道具:万波一重
- 効果:市成秀二
- 音響監督:松永浩志
- 演出助手:谷正純・木村信司
- 舞台進行:西原徳充
- 制作:巽善明
- 製作担当:柏原正一(東京)
主な配役
宝塚・東京
宝塚
- ナビー、アハマド、ジゴロ、歌手、サラマ - 杜けあき
- プロローグの男S、歌手、警備員、青年 - 一路真輝
- プロローグの女S、マドンナ、アルデゴン、パリジャン - 鮎ゆうき
- モーツァルト - 飛鳥裕
- ベートーヴェン、バリジャン - 亜実じゅん
- バッハ、トレドの王 - 古代みず希
- ラムールの女A - 小乙女幸・早原みゆ紀
- ラムールの女A、ニースの娘、歌う娘 - 美月亜優
- 魔術師、ラムールの男、ジャン、踊る男 - 海峡ひろき
- デザイナー、ミレーヌ、歌手、踊る男 - 高嶺ふぶき
- ニースの青年A、ラムールの男、歌手、踊る男 - 轟悠
- ニースの娘、歌う娘、踊る女 - 朝霧舞
- ニースの青年A、ギャルソン、踊る男、歌手 - 香寿たつき
- モデルS、踊る女 - 五峰亜季
- アハマドの影、歌う男 - 有未れお
- 踊る男、歌う男 - 和央ようか
- ふくろう、カンツォーネの女 - 渚あき
- 歌手、プロローグの女S、少女、エトワール - 純名里沙
東京の変更点
- 第11場(B) 歌うパリジャン - 海峡ひろき・高嶺ふぶき・轟悠・香寿たつき
名古屋・中日劇場
- 歌う青年、アハマド、ジゴロ、ラムールの女、ラバーズ - 杜けあき
- 歌う娘、アルデゴン、パリジェンヌ、ラバーズ - 紫とも
- 歌手、警備員、イルミナシオン - 一路真輝
- 魔術師、歌うパリジャン、踊る男 - 海峡ひろき
- 歌うパリジャン、ミレーヌ、踊る男 - 高嶺ふぶき
- ニースの青年A、歌うパリジャン、踊る男、歌う男 - 轟悠・香寿たつき
脚注
参考文献
- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。