小沢 純子(おざわ じゅんこ、1959年6月8日 - )は、日本のゲームミュージックの作曲家。埼玉県出身。血液型はAB型。あだ名は「ZUNKO(ずんこ)」「ZUNちゃん(ずんちゃん)」。あだ名は作品のクレジット名義にも使われている。

来歴

4歳の頃からピアノを習い、1983年に音楽大学卒業後、株式会社ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)入社。ナムコ入社を志した動機は、マイクロマウス大会のイベントにて、ニャームコに一目惚れしたためとしており、他に『ニューラリーX』の曲が好きだったことを動機にあげたこともある。入社試験には、お手製のニャームコバッジをつけて臨んだという。

ナムコで最初に作った曲は、新人研修においてとくにゲームを想定せずに作られたものであったが、開発陣からは「ゲームに使えない」と退けられた。それを聞いた遠藤雅伸が、「その曲が使えるようなゲームを作るからとっておけ」と励まし、作られたゲームが『ドルアーガの塔』であった。曲はエンディングとネームエントリーに使われた。

『リブルラブル』におけるメンデルスゾーン「結婚行進曲」の編曲を経て、『ギャプラス』にてデビュー。代表曲とも言える『バビロニアン・キャッスル・サーガ』シリーズの楽曲は、現在も関連作品にてアレンジされたものが使われている。

アルバム『ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック』のライナーノーツに、自身の書き下ろしによる「MAKING OF DRUAGA MUSIC」と題した開発裏話を掲載。

2008年9月をもって同社を退社。以降も音楽活動を続ける傍ら、2018年現在は大田区の非常勤職員を務めている。

人物

  • 口が大きく、『トイポップ』のデモ画面に表示される似顔絵は、最初の案より口を2ドット横に広げられたという。
  • 趣味はバイクで、遠藤とよくツーリングに出たという。
  • 好きな有名人のタイプは、ドナルド・フェイゲン、マイケル・ビーン、渡瀬恒彦。

作品

アーケード

  • リブルラブル(1983年)メンデルスゾーン「結婚行進曲」編曲
  • ギャプラス(1984年)
  • ドルアーガの塔(1984年)作曲の他サウンドドライバも担当
  • ディグダグII(1985年)慶野由利子と共作
  • 一打逆転(1985年)
  • バラデューク(1985年)パケット族の「I'm your friend」「Thank you」の声の出演
  • スカイキッド(1985年)
  • トイポップ(1986年)
  • スカイキッドDX(1986年)
  • イシターの復活(1986年)
  • ローリングサンダー(1986年)
  • パックマニア(1987年)慶野由利子、戸室仁人と共作
  • クエスター(1987年)サウンドドライバ
  • 爆突機銃艇(1988年)パケット族の「I'm your friend」「Thank you」および、やられたときの声の出演
  • プロ野球ワールドスタジアム(1988年)慶野由利子、戸室仁人と共作
  • プロテニスワールドコート(1988年)
  • フォートラックス(1989年)高柳佳恵と共作
  • プロ野球ワールドスタジアム'90激闘版(1990年)
  • ファミリーボウル(1999年)
  • スウィートランド4
  • トレトレクリッパー
  • すごろチックJAPAN

コンシューマー他

  • ドルアーガの塔(1985年)ファミコン版
  • ワープマン(1985年)大野木宜幸、慶野由利子と共作
  • バトルシティー(1985年)大野木宜幸と共作
  • さんまの名探偵(1987年)慶野由利子と共作
  • ファミリージョッキー(1987年)
  • ファミリーテニス(1987年)
  • カイの冒険(1988年)大野木宣幸、ひこのたけると共作
  • プロ野球ファミリースタジアムシリーズ
  • プロテニスワールドコート(1988年)
  • ラサール石井のチャイルズクエスト(1989年)バッハこややしと共作
  • ドルアーガの塔(1992年)PCエンジン版
  • トップストライカー(1992年)
  • ザ・ブルークリスタルロッド(1994年)
  • 幽遊白書 特別篇(1994年)サウンドプログラム
  • サイバースレッド(1995年)SOUND ENGINEER
  • ナムコミュージアム VOL.3(1996年)『裏ドルアーガの塔』のエンディング曲を書き下ろしている。
  • 風のクロノア(1997年)
  • 風のクロノア ムーンライトミュージアム(1999年)
  • リベログランデ2(2000年)効果音ほかを担当。
  • ミスタードリラー(2000年)ゲームボーイカラー版
  • ミスタードリラーエース ふしぎなパクテリア(2002年)
  • ドンキーコンガシリーズ(2003年 - 2005年)
  • 今日からマ王! はじマりの旅(2006年)
  • ギャラガレギオンズ(2008年)
  • パックマン チャンピオンシップ エディション DX(2010年)
  • ドルアーガの迷宮(2011年)
  • タッチ・ザ・マッピー 復活のニャームコ団(2016年)
  • エイリアンフィールド3671(2018年)
  • 8ビットリズムランド(2019年)
  • スペースマウス2(2020年)
  • 数字の星のありすとゆー(2021年)

その他

  • STANDARD THEME
アルバム『ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック』収録のオリジナル曲。

メディア出演

  • ザ・ナムコ・グラフィティ〈1〉完全保存版!NG総集編&特別編集号(ソフトバンク、ISBN 4-89052-585-8、1994年)
    • ナムコサウンドチームへのインタビュー。
    • 小沢の他、大野木宜幸、川田宏行も同席し、制作時のエピソードを対談形式で収録。
  • ナムコミュージアムvol.3 超研究 じゅげむBOOKS(メディアファクトリー、ISBN 978-48899-13996、1996年)
    • ドルアーガの塔のサウンド製作についてのインタビュー出演。
  • 「ビデオ・ゲーム・ミュージック」三部作復刻記念 大野木宜幸×小沢純子×遠藤雅伸 80'Sクロニクル座談会(エンターブレイン、2001年)
    • 月刊アルカディア2002年1月号掲載の対談記事。
    • 上記メンバーのほか細江慎治、佐宗綾子、佐野信義、相原隆行も同席。
  • Diggin' in the Carts エピソード1:テレビゲームミュージックの到来(RED BULL MUSIC ACADEMY、2014年9月4日)
    • ゲームミュージックが与えた世界的影響を掘り下げるドキュメンタリー動画。
    • インタビュー出演。

備考

デンマークのロックバンド、ザ・レヴォネッツは、2016年4月に楽曲「Junko Ozawa」を発表。リリックビデオの冒頭に「天才ゲーム音楽コンポーザー、小沢純子に捧げる」と記している。

脚注

注釈

出典


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認定インストラクター 小澤 純子 DKピラティスジャパン

Junko Ozawa (JPN) PLDA JAPAN

小沢 裕子 Yuko OZAWA blanClass ブランクラス

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