ロス・カボスは、メキシコの基礎自治体である。人口は約35万人(2020年)。カリフォルニア半島の南端に位置する観光地。
概要
この自治体は半島南端のカボ・サンルーカスと東側のサンホセ・デル・カボの二つの主要都市のほか、いくつかの村を含む。かつては漁港であったが、現在はメキシコ有数の観光地である。特に上記の2都市の間はコリドール(回廊)地区と呼ばれ、一大リゾートエリアとなっている。ハイシーズンは冬で、北のアメリカやカナダから多くの避寒客が訪れる。マリンスポーツのほか、スポーツフィッシングやゴルフ、冬に回遊してくるクジラを見るホエールウォッチングを楽しむ多くの観光客でにぎわう。主要空港はロス・カボス国際空港。2012年6月、G20の首脳会議が開催された。
メキシコ国内は、麻薬戦争と呼ばれるほどシナロア・カルテルなどの非合法組織の活動が活発であり、ロス・カボスにおいても例外ではない。2017年12月20日には、橋から吊るされた4人の遺体が発見されるなど治安の回復には至っていない。
気候
年間平均気温は26℃である。10月から4月の冬季は、日中の気温は26℃から28℃、夜の気温は14℃から17 ℃となる。夏季には日中の最高気温は38 ℃まで上がり、夜間は21℃から29℃程度となる。ロスカボスは降雨が非常に少なく、主に8月から10月までのハリケーンシーズン中に来る25cm程度の降水が主で、年間300日から350日以上が晴れとなっている。気候はケッペンの気候区分では砂漠気候に属する。
人口
脚注
関連項目
- アビエルト・メキシコ・ロス・カボス
外部リンク
- Parque Nacional Cabo Pulmo | Ramsar