『スルターン』(原題:Sultan)は、2016年のインドのスポーツ・ドラマ映画。監督はアリー・アッバース・ザファル、プロデューサーはアーディティヤ・チョープラーが務め、サルマーン・カーン、アヌシュカ・シャルマが出演している。ハリヤーナー州を舞台にレスリングチャンピオンの成功の物語を描いている。
あらすじ
キャスト
- スルターン・アリ・カーン - サルマーン・カーン
- アルファ・アリ・カーン - アヌシュカ・シャルマ
- ゴヴィンド - アナント・ヴィダート・シャルマ
- ファティフ・シン - ランディープ・フーダー
- アカーシュ - アミット・サダー
- マルコス - マルコ・ザロー
- タイロン - タイロン・ウッドリー
- マレセ - マレセ・クランプ
- バルカット・フセイン - クムド・ミシュラー
- スルターンの娘 - スジ・カーン
- ティニー - スメート・サムナニ
- パテール - アイヴァン・ロドリゲス
- ハリヤーナー州スポーツ省職員 - カルムヴィール・チョードリー
- 本人役 - メイヤン・チャン、クブラ・サイト、シバニ・ダンデカール
- テレビリポーター - アンジャナ・オム・カシャップ
製作
企画
2015年6月にYouTubeでティーザーが公開され、サルマーン・カーンはハリヤーナー州のレスリング選手を演じることになった。彼は役作りのためにラーネル・ストボールの元でレスリングの指導を受けている。10月にシルヴェスター・スタローンがサルマンのコーチ役で出演するという報じられたが、製作総指揮のラージャー・ムカルジーはスタローンが出演する予定はないことを発表した。その後、サルマンによるとコーチ役にサンジャイ・ダットが起用されたと報じられるが、サルマンはサンジャイの出演を否定している。最終的にランディープ・フーダーがコーチ役として出演することが12月に発表された。アミット・サダーは若年期のスルターンを演じると報じられたが、2016年3月にスルターンの弟役で出演することが発表された。総合格闘技選手のタイロン・ウッドリーはスルターンの対戦相手役として起用された。2016年1月にアヌシュカ・シャルマがヒロイン役として起用された。アヌシュカも出演するためにレスリングの指導を受けている。
撮影
2015年10月からプリプロダクションが始まり、サルマンは自身のFacebookにスルターンに扮した写真を投稿した。12月から主要撮影がカルジャットのNDスタジオで始まり、JWマリオット・ムンバイでも最初の撮影が進められた。同月下旬に最初のスケジュールが終了した。2016年1月から第2スケジュールの撮影が始まり、サルマーンのアクションシーンが撮影された。3月初旬にはファラー・カーンが振付を担当した歌のシーンが撮影された。この間にサルマーンとアヌシュカのアクションシーンが撮影された。撮影はデリーのジャーマー・マスジドでも行われた。報道によると、撮影は4月下旬まで行われていた。
評価
興行収入
映画は公開3日間で20億6000万ルピーの興行収入を記録した。公開初週末の累計興行収入は32億8000万ルピーを記録している。8月3日の時点でインド国内で41億6000万ルピー、海外市場で2400万ドルの興行収入を記録している。最終的な累計興行収入は60億ルピーを超えた。
インド国内ではチケットの予約販売で記録を塗り替えている。公開初日の座席占有率の平均は70%となり、純利益は3億6540万ルピーとなった。公開第2週末までの国内純利益は27億8000万ルピーとなった。最終的な国内興行収入は42億1250万ルピーとなっている。
2016年7月24日の時点の世界市場の興行収入は北米3億9690万ルピー、アラブ首長国連邦・湾岸諸国5億2940万ルピー、イギリス1億4070万ルピー、オーストラリア6650万ルピー、パキスタン3億ルピーとなっている。同月17日時点のニュージーランドでは2930万ルピー、マレーシア1090万ルピーの興行記録となっている。ドイツでは同月10日時点で330万ルピーの興行収入を記録した。公開第3週の海外累計興行収入は2257万ドルとなっており、8月3日時点では2420万ドルを記録している。最終的な海外累計興行収入は18億ルピーとなっている。
受賞・ノミネート
ゲーム
映画を原作とした携帯電話ゲームが99ゲームズから発売されている。
出典
関連項目
- インド映画の歴代海外興行収入一覧
外部リンク
- Sultan - IMDb(英語)