カール=アンソニー・タウンズ・ジュニア(Karl-Anthony Towns Jr. , 1995年11月15日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ピスカタウェイ出身のプロバスケットボール選手。NBAのニューヨーク・ニックスに所属している。ポジションはセンター。
学生時代
ハイスクール
ニュージャージー州のセントジョセフ高校に入学し、1年時に2012年の州のチャンピオンをとなり、自身もESPN25高校生ランキングのトップを獲得した。2013年、2014年もタイトルを得て、16歳以下のドミニカ共和国ナショナルチームに選ばれた。
2013年1月6日、クアドルプル・ダブルの記録を残し(16 得点、17 リバウンド、11 ブロック、11 アシスト)、 2014年1月5日に再び、20 得点、14 リバウンド、12 ブロック、10 アシストのクアドルプル・ダブルを記録した。タウンズはシニア年時には平均20.9 得点、13.4 リバウンド、6.2 ブロックの成績を残した。 2014年、タウンズはケンタッキー大学 に進学を決め、。高校を 3.96 GPAの成績で卒業し.、2014年の ゲータレード・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
カレッジ
ケンタッキー大学では、各プレーヤーの出場時間に制限を設ける独自のシステム「プラトーン・システム」を採用しており、その制限された出場時間の1試合平均21.1分の中で、10.3 得点、6.7 リバウンドの成績を残した。2015年のNBAドラフトでは、上位指名されることが予測され、アーリーエントリーした。
NBAキャリア
ミネソタ・ティンバーウルブズ
2015年のNBAドラフトでミネソタ・ティンバーウルブズから全体1位指名された。 2015年7月7日、ルーキー・スケールで契約し、 サマーリーグではラスベガスで5試合に出場し、平均12.8 得点、7.2 リバウンドの成績を残した。
2015-16シーズン
シーズン開幕戦のロサンゼルス・レイカーズ戦に先発して32分出場し、14得点、12リバウンドと、デビュー戦で、いきなりダブルダブルを達成 するなど、新人ながら主力に定着し、10-11月度のウェスタンカンファレンスの最優秀新人選手に選出され、以降も2016年4月までの6ヶ月間連続で最優秀新人選手に選出。更にNBAオールスターゲーム前夜祭のNBAスキルチャレンジでは、センター登録の選手としては異例の優勝を為し遂げた。最終的に2015-2016シーズンは平均18.3得点10.4リバウンドと、全ルーキーでトップの成績を記録し、満票で新人王を受賞した(2位以下にはクリスタプス・ポルジンギス、ニコラ・ヨキッチ、デビン・ブッカー、ジャーリール・オカフォーなどがいた)。
2016-17シーズン
2016年12月28日のデンバー・ナゲッツ戦では、15得点11リバウンド10アシストを記録し、自身初のトリプル・ダブルを達成した。最終的に2016-17シーズンは平均25.1得点 12.3リバウンドを記録し、リーグ史上最も若い "25-10プレーヤー" となり、ティム・ダンカン以来15年ぶり史上15人目となるシーズン2000得点・1000リバウンドを達成した。
2017-18シーズン
2018年2月18日に行われるNBAオールスターゲームに出場することが発表された。3月28日に行われたアトランタ・ホークス戦で自己最高かつフランチャイズ記録の56得点、15リバウンドを記録した(従来の記録はモーリス・ウィリアムズの52得点)。また、1994年4月20日のウルブズ戦でシャキール・オニールが22歳45日で50得点、15リバウンドを記録して以来の若さ、22歳133日で50得点、15リバウンドを記録した選手となった。4月11日、プレーオフの最後の座を懸けたデンバー・ナゲッツとの直接対決で26得点、14リバウンドを記録、試合は112-106で勝利し、ウルブズは2004年以来となるプレーオフ進出を決めた。プレーオフ1回戦、対ヒューストン・ロケッツの第3戦で18得点、16リバウンドを記録、試合は121-105で勝利した。第5戦で23得点、14リバウンドを記録、試合は122-104で敗れチームは1勝4敗で1回戦を敗退した。
2018-19シーズン
シーズン開幕前の2018年9月にティンバーウルブズと2024年までの5年総額1億9000万ドルで契約延長した。2019年1月12日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で自己最多の27リバウンドを記録した。このシーズンは77試合で平均33.1分に出場し、24.4得点・12.4リバウンド・3.4アシスト・0.9スティール・1.6ブロックなどを記録した。
2019-20シーズン
2019年10月31日のフィラデルフィア・76ers戦で試合中にジョエル・エンビードと口論になり、タウンズは2試合の無報酬出場停止処分を受けた。
2020-21シーズン
2021年1月中旬、タウンズはコロナウイルスに感染し、13試合欠場した。2月10日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で復帰し、18得点、10リバウンドを記録した。
2021-22シーズン以降
2021年11月8日のメンフィス・グリズリーズ戦で、ブザーと同時に39フィート付近からスリーポイントを放ち、113得点の同点に追いつかせ、オーバータイムに持ち込んだが、試合は125-118で敗れた。2022年2月3日、4年ぶりのオールスターゲームにリザーブとして選出された。
2022年3月14日のサンアントニオ・スパーズ戦にて、1試合における得点の球団最高記録かつキャリアハイとなる60ポイントを記録した。
2023-24シーズン、1月22日、シャーロット・ホーネッツとの対戦でキャリアハイポイントを更新する62ポイントを挙げた。
ニューヨーク・ニックス
2024-25シーズン開幕前にジュリアス・ランドルとドンテ・ディビンチェンゾとのトレードでニューヨーク・ニックスに移籍、古巣であるミネソタ・ティンバーウルブズとの初対戦では、32得点20リバウンド6アシストを記録して勝利した。12月23日のトロント・ラプターズ戦で31得点10リバウンドを記録、これで11月13日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦から連続18試合でダブルダブルを記録したこととなり、パトリック・ユーイングを抜いて球団歴代4位の連続記録となった。
プレースタイル
得点とリバウンドでチームに貢献するビッグマン。恵まれた体格に加えてハンドリングやシュート力にも優れており、テクニックとパワーを併せ持つ現役トップクラスのハイブリッドセンターである。また、センターとしては3ptアテンプト数が多いにもかかわらず、高いシュート成功率を維持している。
個人成績
NBA
レギュラーシーズン
プレーオフ
カレッジ
脚注
外部リンク
- ドラフト情報 DraftExpress
- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
- Karl-Anthony Towns (@KarlTowns) - X(旧Twitter)
- Karl-Anthony Towns (karlanthonytowns) - Facebook
- Karl-Anthony Towns (@karltowns) - Instagram