服部(はっとり)は、愛知県名古屋市中川区にある町名。現行行政地名は服部一丁目から服部五丁目と富田町大字服部。住居表示未実施。
地理
名古屋市中川区の北西部に位置し、東は吉津、南は春田、北は島井町と千音寺、西はあま市に接する。
小字
富田町大字服部にある小字は以下の通りである。
- 鵜ノ首
- 君矢田
- 馬黒
歴史
町名の由来
機織部の居住地であったことによる説、室町時代に津島在の服部平左衛門なる武士が地頭として当地を支配したことによるという説などがあるとされる。1980年(昭和55年)2月22日、「集落民総会」において住民の無記名投票とすることに決し、「服部」が132票、「はとり」が55票、無効票が10票となったことから、「服部」の町名とすることが決まったという。
大字服部
- 1889年(明治22年)10月1日 - 合併に伴い、海東郡赤星村が成立する。そのうち、旧服部村部分をもって大字服部を編成する。
- 1906年(明治39年)7月1日 - 合併に伴い、富田村大字服部となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 町制施行に伴い、海部郡富田町大字服部となる。
- 1955年(昭和30年)10月1日 - 合併に伴い、名古屋市中川区富田町大字服部となる。
はとり二丁目
- 1980年(昭和55年)9月14日 - 中川区富田町大字春田の一部により、同区はとり二丁目が成立する。
- 1982年(昭和57年)10月10日 - はとり二丁目は富田町大字松下および大字服部の各一部とともに新設の服部二丁目に吸収され消滅。
服部
- 1982年(昭和57年)10月10日 - 中川区富田町大字服部・同大字松下の各一部により同区服部一丁目、はとり二丁目・富田町大字松下・同大字服部の各一部により同区服部二丁目、富田町大字服部の一部により同服部三丁目および同四丁目、富田町大字服部および同大字戸田の各一部により服部五丁目がそれぞれ成立する。
- 1983年(昭和58年)11月13日 - 富田町大字万場・同大字松下の各一部を服部一丁目に編入する。
世帯数と人口
2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
服部
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
富田町大字服部
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。
交通
- 国道302号(名古屋環状2号線)
- 千音寺南インターチェンジ
施設
- 名古屋市立はとり中学校
- 名古屋市富田図書館
- 名古屋市立はとり幼稚園
- 前波公園
- 大縄公園
- はとり公園
その他
日本郵便
- 集配担当する郵便局は以下の通りである。
脚注
WEB
書籍
参考文献
- 恒川幸十「服部村の由来」『中川区の昔をたずねて 第二巻』中川区老人クラブ連合会、1983年4月1日。全国書誌番号:84004703。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。
関連項目
- 名古屋市の地名
- 服部 (曖昧さ回避)
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、服部 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。