日本医療研究開発大賞(にほんいりょうけんきゅうかいはつたいしょう)は、日本の内閣総理大臣等が授与する賞。「健康・医療戦略(閣議決定)」及び「医療分野研究開発推進計画(健康・医療戦略推進本部決定)」の下、2017年(平成29年)度より実施されている。

表彰式は内閣総理大臣官邸において執り行なわれる。

概要

我が国のみならず世界の医療の発展に向けて、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者等のインセンティブを高めることを目的としている。

沿革

2016年11月9日官邸において、横倉義武日本医師会会長が安倍晋三内閣総理大臣と会談を行い、医療分野の研究開発に関する「内閣総理大臣賞」の創設を要望し、「その方向で検討させて頂く」との回答をした。

それを受け、 医療分野研究開発推進計画において「医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関し、その功績をたたえる日本医療研究開発大賞を創設する。」と記載され、2017年2月17日に閣議決定された。

その後、第1回日本医療研究開発大賞が2017年11月17日に受賞者が公表され、12月13日にの表彰式が行われた。

なお、表彰式に先立ち、山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)、末松誠(日本医療研究開発機構理事長)の特別講演等による日本医療研究開発大賞記念講演会が開催されている。

第6回 2022年(令和4年)度は諸事情により未実施となった。

第6回 2023年(令和5年)度から公募方式に変更になった。またスタートアップ賞(健康・医療戦略担当大臣表彰)、スタートアップ奨励賞(ファイナリスト)が追加された。

第7回 2024年(令和6年)度の公募期間は、2024年6月17日 - 2024年7月31日となっている。

受賞

内閣総理大臣賞

極めて顕著な功績が認められる事例(1件)

健康・医療戦略担当大臣賞

特に顕著な功績が認められる事例(1件)

文部科学大臣賞

科学技術・学術の振興の視点から特に顕著な功績が認められる事例(1件)

厚生労働大臣賞

社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進の視点から特に顕著な功績が認められる事例(1件)

経済産業大臣賞

経済及び産業の発展の視点から特に顕著な功績が認められる事例(1件)

スタートアップ賞(健康・医療戦略担当大臣表彰)

スタートアップとして特に顕著な功績と将来性が期待される事例(1件)

スタートアップ奨励賞(ファイナリスト)

現時点ではスタートアップ賞の水準に達しないものの、将来性が期待される優れた事例(数件)

日本医療研究開発機構理事長賞

若手研究者(45歳未満を目安)で顕著な功績が認められる事例(数件)

脚注

関連項目

  • 内閣府
  • 内閣総理大臣官邸

外部リンク

  • 日本医療研究開発大賞 公式

日本医療研究開発大賞表彰式 国会・東京事務所編 2023年 アルバム 高市早苗(たかいちさなえ)

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