矢部 幸一(やべ こういち、1938年3月12日 - 2013年11月27日)は、日本の実業家、馬主。

経歴

1938年3月12日、北海道門別町(現日高町)に生まれ、苫小牧町(現苫小牧市)、次いで早来町(現安平町)で育つ。

1956年に苫小牧工業高等学校を卒業すると、父の設立した北海土建工業株式会社に入社し、以降建設業に従事。1976年、同社の代表取締役に就任した。

2013年、7月に肺癌を発症、治療の甲斐なく11月27日に死去した。75歳没。社長の後任には息子の矢部道晃が就任している。

馬主活動

日本中央競馬会(JRA)に登録していた馬主としても知られた。勝負服の柄は白、黒山形一本輪、袖赤二本輪、冠名には社長を務めていた「海土建業」より「ホッコー」を用いた。

2013年、死去により所有馬を息子の矢部道晃に名義変更。その後、2016年より「北幸商事株式会社」の法人名義に変更し、道晃が引き続き馬主活動を継続。勝負服色や冠名も継がれている。

来歴

  • 1990年 - 馬主資格取得。
  • 1995年 - 11月30日の3歳新馬戦をホッコービューティが制し、初勝利。
  • 2002年 - ホッコーアンバーが京都ジャンプステークスを制し、重賞初制覇。
  • 2013年 - ホッコータルマエがかしわ記念を制し、GI級競走初制覇。その後、同馬のジャパンカップダート出走を控えた11月27日に死去。所有馬と勝負服色は翌年より息子の矢部道晃に引き継がれた。

主な所有馬

GI級競走優勝馬

  • ホッコータルマエ(2013年レパードステークス、佐賀記念、名古屋大賞典、アンタレスステークス、かしわ記念帝王賞JBCクラシック東京大賞典

重賞競走優勝馬

  • ホッコーアンバー(2002年京都ジャンプステークス)
  • ホッコーパドゥシャ(2009年新潟記念)

その他の所有馬

  • ホッコービューティ(1997年シンザン記念2着、フラワーカップ2着、阪神牝馬特別3着、1999年中山牝馬ステークス3着)
  • ホッコーソレソレー(2006年鳴尾記念3着、2007年オパールステークス)
  • ホッコータキオン(2008年野路菊ステークス、デイリー杯2歳ステークス2着)

北幸商事の所有馬

括弧内は矢部道晃名義の戦績も含む。

  • ホッコータルマエ(2014年川崎記念チャンピオンズカップ東京大賞典、2015年帝王賞、2016年川崎記念
  • ホッコーブレーヴ(2014年日経賞2着、天皇賞・春3着、2015年コーフィールドカップ出走、メルボルンカップ出走)
  • ホッコーメヴィウス(2022年新潟ジャンプステークス、阪神ジャンプステークス、京都ジャンプステークス)

受賞

  • 全国中小建設業協会 会長表彰(1991年)

脚注

注釈

出典


矢部紀幸 JUNON TV

研究室OBである矢部さんがニューヨーク大学の助教授(Assistant Professor)に着任しました! 関本研究室 空間情報科学研究

矢部紀幸 JUNON TV

矢入幸一|美術手帖

矢部幸一 (TlugnVjiDldsIew) Twitter