脇坂 次郎(わきさか じろう、1886年(明治19年)3月17日 - 1964年(昭和39年)1月2日)は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍少将。
経歴
兵庫県出身。1907年(明治40年)5月、陸軍士官学校(19期)を卒業。同年12月、陸軍歩兵少尉に任官し歩兵第8連隊付となる。
1912年(明治45年)3月、臨時朝鮮派遣歩兵第1連隊付となり、歩兵第8連隊大隊副官、同連隊付、同連隊中隊長、第4師団司令部付、同師団副官、台湾軍副官を務め、1924年(大正13年)8月、歩兵少佐に昇進し台湾軍幕僚付となる。歩兵第42連隊大隊長、第5師団副官を経て、1930年(昭和5年)3月、歩兵中佐に進み歩兵第11連隊付となる。陸軍大学校副官、独立守備歩兵第5大隊長を経て、1935年(昭和10年)3月、歩兵大佐に昇進し近衛師団司令部付(東洋大学配属将校)となる。
1936年(昭和11年)3月、麻布連隊区司令官に就任し、1937年(昭和12年)8月、歩兵第36連隊長に発令され日中戦争に出征。南京戦、徐州会戦などに参戦した。1938年(昭和13年)7月、陸軍少将に進級し留守第3師団司令部付となり帰国。1939年(昭和14年)3月に待命となり、同月、予備役に編入された。1942年(昭和17年)3月に召集され名古屋陸軍造兵廠付に就任し、1943年(昭和18年)6月に召集解除となった。
親族
- 子息 脇坂一雄(陸軍少佐)
栄典
- 勲章
- 1940年(昭和15年)8月15日 - 紀元二千六百年祝典記念章
脚注
参考文献
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。