マシュー・ジェームズ・アルバース(Matthew James Albers, 1983年1月20日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はアルビー。
経歴
アストロズ時代
2001年のMLBドラフト23巡目(全体686位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。
2006年8月3日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー。
2007年は18先発を含む31試合に登板したが、4勝11敗、防御率5.86だった。
オリオールズ時代
2007年12月12日にミゲル・テハダとのトレードで、ルーク・スコット、デニス・サファテ、トロイ・パットン、マイク・コスタンゾと共にボルチモア・オリオールズへ移籍した。
2010年は自己最多の62試合に登板したが、オフにノンテンダーFAになった。
レッドソックス時代
2010年12月16日にボストン・レッドソックスと1年85万ドルで契約を結んだ。
2011年は防御率こそ4.73と平凡な数字だったが、奪三振数は初めてイニング数を上回った。
ダイヤモンドバックス時代
2012年7月31日にクレイグ・ブレスロウとの1対2のトレードで、スコット・ポドセドニックと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。
インディアンス時代
2012年12月11日にシンシナティ・レッズも含めた合計9選手が動く三角トレードにおいて、クリーブランド・インディアンスへ移籍した。
2013年は56試合に登板して3勝1敗、防御率3.14、35奪三振を記録した。オフの10月31日にFAとなった。
アストロズ復帰
2013年12月17日に古巣アストロズと225万ドルの1年契約(2015年・300万ドルの球団オプション付き)を結んだ。
2014年は開幕からリリーフとして8試合に登板し、3ホールド、防御率0.90と好投していたが、4月25日に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りした。7月25日には60日間の故障者リストへ異動し、残りのシーズンを全休した。オフの10月9日にアストロズが球団オプションを破棄したため、FAとなった。
ホワイトソックス時代
2015年2月13日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。この年は開幕ロースター入りを果たした。同年はリリーフで30試合に登板。投げた試合数は少なかったものの、防御率1.21・2勝、8ホールドで救援失敗は0という成績を残した。11月2日にFAとなった。
2016年1月21日にホワイトソックスと200万ドルの1年契約(2017年・300万ドルの球団オプション付き)を結んだ。この年は58試合に登板し (1試合は先発)、前年は大活躍したが、防御率6.31、WHIP1.68、10被本塁打と打ち込まれた。オフの11月3日にホワイトソックスが球団オプションを破棄したため、FAとなった。
ナショナルズ時代
2017年1月31日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。開幕は傘下のAAA級シラキュース・チーフスで迎えたが、4月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。この年はリリーフとして自己最多タイとなる63試合に登板し、7勝2敗2セーブ・防御率1.62・WHIP0.85と自己最高のシーズンとなった。11月2日にフリーエージェント(FA)となった。
ブルワーズ時代
2018年1月30日にミルウォーキー・ブルワーズと2年総額500万ドルで契約を結んだ。
2019年オフの10月31日にFAとなった。
投球スタイル
メジャーデビュー当初のアストロズ時代は先発とリリーフの両方で起用されていたが、オリオールズ移籍後は2008年の3先発、2016年の1先発を除いてリリーフ専任となっている。
2011年には速球が平均93.6mph(約150.6km/h)を計測。変化球はかつてはカーブ中心だったが、2011年からはスライダーに切り替えている。
詳細情報
年度別投手成績
- 2019年度シーズン終了時
背番号
- 37(2006年 - 2007年、2010年、2014年)
- 34(2008年 - 2009年、2015年 - 2016年)
- 32(2011年 - 2013年)
- 43(2017年 - 2019年)
脚注
注釈
出典
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 A
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Matt Albers stats MiLB.com (英語)