S・J・ボルトン(S. J. Bolton)は、イギリスの推理作家。代表作はレイシー・フリント (Lacey Flint) 巡査が活躍する警察小説のシリーズ。本国では本名のシャロン・ボルトン (Sharon Bolton) 名義に戻している。3人姉妹の長女で、ランカシャーで生まれ育った。女優やダンサーを夢見ながら、大学では演劇を学んだ。現在はオックスフォード近郊の村に夫と息子と飼い犬と暮らしている。
作品リスト
レイシー・フリント (Lacey Flint) シリーズ
- 長編
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- Now You See Me (2011)
- Dead Scared (2012)
- Like This For Ever (2013) - アメリカでのタイトルはLost
- A Dark and Twisted Tide (2014)
- 中編
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- If Snow Hadn't Fallen (2012) - 第1作"Now You See Me" 後の物語
- Here Be Dragons (2016) - 第4作"A Dark and Twisted Tide" 後の物語
その他
- 『三つの秘文字』上・下(Sacrifice、法村里絵訳、 創元推理文庫) 2008年 / 2011年9月
- 『毒の目覚め』上・下(Awakening、法村里絵訳、創元推理文庫) 2009年 / 2012年8月
- 『緋の収穫祭』(Blood Harvest、法村里絵訳、創元推理文庫) 2010年 / 2014年4月
- Little Black Lies (2015)
- Daisy In Chains (2016)
- Dead Woman Walking (2017)
- The Craftsman (2018)
映像化
2016年、『三つの秘文字』(Sacrifice)がラダ・ミッチェル、ルパート・グレイヴス、デイヴィッド・ロブ出演、ピーター・ダウリング監督で映画化されることがルミナス・ピクチャーズ (Luminous Pictures) から発表された。
受賞
2009年、『三つの秘文字』で国際スリラー作家協会賞新人賞にノミネート。2010年、『毒の目覚め』でメアリー・ヒギンズ・クラーク賞を受賞、同賞には前年と翌年にもノミネートされた。同年、『緋の収穫祭』がゴールド・ダガー賞にノミネートされた。バリー賞英国ミステリ部門には、2010年から2012年まで『毒の目覚め』『緋の収穫祭』"Now You See Me" で3年連続でノミネートされた。2014年、作品全体に対して英国推理作家協会から図書館賞が贈られた。2016年、"Little Black Lies" がマカヴィティ賞長編部門にノミネート。
出典
外部リンク
- Sharon Bolton - crime and thriller writer(英語)