ロシア連邦農業省(ロシアれんぽうのうぎょうしょう、ロシア語: Министерство сельского хозяйства Российской Федерации、通称:Минсельхоз)は、ロシアの中央省庁のひとつ。ロシア連邦における農業行政、農業政策を担当している。
概要
農政の方向性としては、野生生物や水資源の維持、再生および使用に関する調査、研究に基づく、農業および農村における持続可能な発展を目指すとしている。
農業省は具体的には、ロシア連邦レベルでの農業生産、土壌保全、地方の農村開発、農業市場の規制、および農業部門の財政金融安定化などの諸施策に関する支援を担当している。また、行政機関の再編成により、農業省は獣医学と植物検疫監視部門も連邦レベルで監督している。
第2次ウラジーミル・プーチン内閣で農相に就任したエレーナ・スクルィーニクは、女性最初の農相として2009年から2012年まで在任した。現在の農相は、アレクサンドル・トカチョフである。
ロシア史上で最初に農政を担当した官庁は、帝政ロシア時代のロシア帝国国家資産省である。国家資産省は1837年に創設され、農業政策および地方問題を担当した。国家資産省の後 、農政を担当した官庁、行政機関は以下の通りである。
組織
次官
- 第一次官 イーゴリ・マニロフ
- 次官兼国家書記(官房長)アレクサンドル・ペトリコフ
- 次官 オレグ・アルドシン、セルゲイ・レヴィン、パーヴェル・セミョーノフ、アレクサンドル・チェルノゴロフ、イリヤ・シェスタコフ、ドミトリー・ユリエフ
中央部局
ロシア連邦農業省には、本省に以下の部局(Департамент)が設置されている。
- 農業食糧市場規制・漁業・食品加工業局
- 行政管理・組織局
- 農村開発・社会政策局
- 公務員・人事政策局
- 科学技術政策・教育局
- 法務・支援局
- 土地政策・不動産関係・国有財産局
- 金融・財政政策局
- 経済・分析局
- 工場・化学・植物保護局
- 干拓局
- 畜産・繁殖局
- 獣医学局
- 国際協力局
外局
- 連邦獣医植物検疫監督庁(ロッセリホスナズドゾル)
- 連邦漁業庁(ロスリュボロフストヴォ)
歴代大臣
脚注
外部リンク
- (ロシア語)ロシア農業省公式ホームページ