オロチ語(オロチご、オロチ語: Орочи кэсэни、ロシア語: О́рочский язы́к)は、ツングース諸語南ツングース語派に属する言語で、ロシア極東のハバロフスク地方に居住するツングース系民族であるオロチが話す。ナナイ語やウデへ語に近縁。
ハバロフスク地方のコムソモリスク地区、ソヴィエツカヤ・ガヴァニ地区、ウリチ地区に分布する。2002年全ロシア国勢調査によれば、オロチ語の話者数は257人であるが、実際は160人を割っていると考えられる。この言語は大別して、トゥムニナ(тумнинский)、ハジ(хадинский)、フンガリ(хунгарийский)、以上3つの方言に分かれる。
2000年代初頭に、オロチ語の正書法が制定され、教科書が出版された。
2016年の研究によると、オロチ語は既に死語になったという報告が出されている。
文字
脚注
参考文献
- Абрамова Г. С. Картинный словарь орочского языка. СПб., 2002, изд-во «Дрофа»
関連項目
- ツングース諸語
- オロチ
外部リンク
- ЮНЕСКО — Орочский язык(ロシア語)
- Ethnologue report for language code:oac(英語)