市場駅(いちばえき)は、兵庫県小野市黍田町字屋田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である。
歴史
- 1913年(大正2年)
- 8月10日:播州鉄道 国包駅(現在の厄神駅) - 西脇駅間の延伸と同時に開業。旅客営業のみ。
- 11月10日:貨物の取扱を開始?。
- 1923年(大正12年)12月21日:路線譲渡により播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日:播丹鉄道の国有化により鉄道省加古川線の駅となる。
- 1962年(昭和37年)9月1日:貨物の取扱を廃止。
- 1973年(昭和48年)10月1日:荷物扱い廃止。無人化(ただし、1年間のみ日中に限り駅員を一人配置)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)6月1日:加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2004年(平成16年):駅舎改築。2面2線化。
- 2009年(平成21年)7月1日:加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され、加古川駅による被管理駅となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。
駅構造
相対式2面2線のホームを持ち、列車交換可能な地上駅になっている。
2004年(平成16年)12月16日までは単式1面1線だったが、電化開始にあわせて交換設備を新設した。駅舎は建て替えられ、コミュニティホール「ぶらりきびた」を併設している。
駅は東口(上りホーム側)と西口(下りホーム側)の二ヶ所設置されておりどちらもほぼ同じ造り。加古川駅管理の無人駅であり、自動券売機が西口駅舎内と上りホーム上に設置されている。東口と西口とは線路の上を屋根なし跨線橋がつないでいる。木造の駅内には町民のふれあい・憩いの場として冷暖房を備えたホールがあり、町民の手によって季節に応じた装飾が施されている。クリスマス時にはツリーをかたどったイルミネーションがされる。小野市のコミュニティーバス「らんらんバス」が東口ロータリーには乗り入れている。
駅名となっている「市場」町は加古川の対岸にあり、駅が所在しているのは黍田町である。加古川上流浄化センター、2004年(平成16年)3月に町内でオープンした「白雲谷温泉ゆぴか」の最寄り駅。
のりば
- 付記事項
- ホーム上にはのりば番号の表記はないが、駅舎内掲示の時刻表にて上記の番号で案内されている。ちなみに運転指令上の番線もこれに一致する。
- 1番線は両方向の入線・発車に対応しているが、2番線は加古川方面の一方向のみの対応である。配線上では1番線が直線になっているが、運転取り扱い上では上りと下りの本線は分けられている。
利用状況
「兵庫県統計書」によると、2021年(令和三年)度の1日平均乗車人員は183人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
- 白雲谷温泉ゆぴか
- 加古川上流浄化センター
神戸電鉄の市場駅とは加古川を挟んで約2km離れている。
バス路線
- コミュニティバスらんらんバス
- 北播磨総合医療センター行き 無料シャトルバス
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 加古川線
- 厄神駅 - 市場駅 - 小野町駅
加古川方の隣駅「厄神駅」とは4.1kmあり、加古川線で最も駅間が長い。
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の同一駅名・同一市町村で所在地が異なる駅の一覧
外部リンク
- 市場駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道