セーSées)は、フランス、ノルマンディー地域圏、オルヌ県のコミューン。カトリックのセー司教座が置かれている。

地理

セーはカンパーニュ・ダランソン地方に位置し、アランソンの北23km、アルジャンタンの南東22kmのところにある。町はオルヌ川水源から数kmしか離れておらず、エクーヴの森に近い。

交通

  • ローマ街道上にあったセーは、ローマ帝国時代と中世にかなり発展した(そのためにカトリック司教座となった)。
  • 町には地方鉄道が提供するセー駅がある。
  • 町には、A28(ルーアンおよびトゥールをつなぐ)と、A88(セーとカーンをつなぐ)が通っている。

由来

セーの名は、ラテン語の (civitas) Sagiensis 「サジイ族の町」からきている。サジイ族(fr)とは、ケルト系の部族で、当時セーを本拠地としていた。やがて子音弱化で母音に挟まれた g が消えて Saiensis となった。-ensi はサジイ族の民族名称からの派生語で、3世紀以降言及されるのみである。18世紀まで、地名のスペルは Séez であった。この名称は、カトリック教会におけるセー司教座(diocèse de Séez)などで用いられる。現在公式のスペルとなっている Sées は、イタリア遠征後にナポレオン・ボナパルトが制定した。サヴォワ県にある同名のコミューン、セー(Séez)と区別するためである。

歴史

1590年代初頭、アンリ・ド・ナヴァール(のちのフランス王アンリ4世)によってセーは攻略された。

1858年2月1日に鉄道路線が開通し、西部鉄道のセー駅がつくられた。

多くの修道院があるセーでは、ノルマンディーの戦いにおいて中立の病院として利用された。戦略的に利用される鉄道が原因となって、近隣の町(アルジャンタン)が避けられたからである。

人口統計

参照元:1999年までEHESS、2004年以降INSEE

史跡

  • サン・マルタン修道院 - 12世紀から13世紀に建てられたベネディクト会派修道院
  • イマキュレ・コンセプション聖堂 - セー司教座に属するバシリカ。
  • ノートルダム聖堂 - 13世紀ゴシック様式
  • グラン・セミネール - 神学校。トリエント・ミサが行われる

脚注


セーヌについて

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【セーヌひとり旅13】清らかな源流の森から都会の喧騒へ。 YouTube

セザーヌクリスロード商店街

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