碧水駅(へきすいえき)は、かつて北海道雨竜郡北竜町碧水にあった日本国有鉄道(国鉄)札沼線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲120213。
歴史
- 1931年(昭和6年)10月10日 - 札沼北線石狩沼田 - 中徳富(初代、現在の新十津川)間開通と同時に開業。一般駅。
- 1944年(昭和19年)7月21日 - 太平洋戦争激化に伴い不要不急線として休止。
- 1956年(昭和31年)11月16日 - 雨竜 - 石狩沼田間復活により当駅が復活。札沼線が全線復旧。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 業務委託化。
- 1972年(昭和47年)6月19日 - 札沼線新十津川 - 石狩沼田間廃止に伴い廃駅となる。
駅名の由来
地名より。
由来について、札幌鉄道局が1939年(昭和14年)に編纂した『駅名の起源』では、開拓者渡邊八右衛門が1903年(明治36年)に同地に小学校を設置した際、住民が同氏を讃えてその雅号である「盤水」を校名としたが、同一名の学校があったため「碧水」と改められ、その後地名ともなったもの、と紹介している。
しかし、当駅廃止後の1973年(昭和48年)に『駅名の起源』の新版として国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では、水が濁っている雨竜郡の一帯で、この地方だけ水が澄んでいることから、という説を示している。
駅構造
駅舎は札幌に向かって右手の西側に設置され、駅舎前に単式ホーム1面1線と短めの副本線、駅舎横石狩沼田側の貨物ホームへ1本の引込線を有していた。
駅跡
用地は民間に払下げられ、旧駅舎が倉庫として使用されている。
周辺
国道275号と国道233号が交差する交通の要衝であり、一定のまとまりのある集落となっている。
- 北海道中央バス(高速るもい号)・道北バス・沿岸バス「碧水」停留所(国道233号沿い)
- 北竜町営バス(北竜追分線)「碧水市街」停留所(国道275号沿い)
脚注
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 札沼線
- 中ノ岱駅 - 碧水駅 - 北竜駅
関連項目
- 赤字83線
外部リンク
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1968年撮影航空写真 MHO682-C3-8 写真中央より右下に当駅。