『デンヴァーの狼』(デンヴァーのおおかみ、The Road to Denver)は1955年のアメリカ合衆国の映画。ジョセフ・ケイン監督の作品で、出演はジョン・ペインなど。
ストーリー
テキサスに住みサムはそそっかしい性格故にトラブルが絶えなかった。 ある日ロデオが開かれるが、サムが不正をした審判を殴りつけたことで牢屋に入れられる。サムの兄ビルは弟へ理解を示しており、彼の脱獄を手伝い、2人でテキサスを去る。 二人はコロラド州に流れ着くも、サムが再びトラブルを起こしたため、今度ばかりはビルも愛想をつかしてサムを助けやいなや、さっさと去ってしまう。 そして、ビルはセントラル・シティの駅馬車屋ジョン・サットンのところで職を得る。一方、サムはサットンと対立関係にある酒場経営者ジム・ドノヴァンの手下になる。 やがて、ビルはドノヴァンが牛の商売で暴利をむさぼっていたことを知り、弟を説得するも失敗する。おまけに、兄弟はサットンの娘エリザベスをめぐって仲が悪くなる。
ある時、ドノヴァンはサムを利用してサットンたちの駅馬車開通の妨害をもくろむ。ビルは再びサムを説得するが、サムは兄へ戦いを挑む。ビルは辞退したものの、ドノヴァンの手下の一人であるペゴス・ラリーが拳銃を取り出したため、素早く射殺する。おかしいと思ったドノヴァンは、近々黄金が輸送されることを知り、サムを人質に取る。だが、ビルは黄金の代わりに石を積んでドノヴァンを射殺する。
この件で兄弟は仲直りをし、ビルはエリザベスと結婚する。
キャスト
スタッフ
- 監督・製作:ジョセフ・ケイン
- 原作:ビル・ガリック
- 脚本:ホレイス・マッコイ、アレン・リフキン
- 撮影:レジー・ラニング
- 編集:リチャード・L・バン・エンゲル
- 音楽:R・デイル・バッツ
出典
外部リンク
- デンヴァーの狼 - allcinema
- デンヴァーの狼 - KINENOTE
- The Road to Denver - IMDb(英語)