窓をあけて九州』(まどをあけてきゅうしゅう)は、1979年10月7日から2012年3月25日まで九州地方のe-JNN6局(RKB毎日放送・長崎放送・熊本放送・大分放送・宮崎放送・南日本放送)で放送されたドキュメンタリー番組である。

本項では、後継番組である『新 窓をあけて九州』(しん まどをあけてきゅうしゅう)についても記述する。現在の正式タイトル名は『九電グループpresents 新 窓をあけて九州』(きゅうでんグループプレゼンツ しん まどをあけてきゅうしゅう、過去は九州電力グループpresents表記)。

概要

1979年10月7日に放送を開始し、2019年には放送40周年を迎えた長寿番組である。番組は九州地方で活動する人物にスポットライトを当て、彼らが様々な分野で活躍する様子をドキュメンタリーで綴っていた。番組制作はネット局が持ち回りで担当し、1局あたり年間で8本制作していた。1982年以降は年間放送作品を審査するコンクールがあり、最優秀作品は年度末にアンコール放送されていた。また、過去に放送された作品は日本民間放送連盟賞やJNNネットワーク協議会賞を受賞したものも多数ある。

この番組は前身となる『九州再発見』(1967年放送開始)より九州電力の一社提供で放送されていたが、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)や東京電力の福島第一原子力発電所事故による電力不足の影響、さらには自社の玄海原子力発電所(佐賀県東松浦郡玄海町)再稼動を巡る九州電力やらせメール事件の発覚による不祥事で、震災以後は番組提供やCMの放送を見合わせることが殆どとなった(特に番組提供は震災以後自粛していた)。そして玄海原子力発電所・川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の稼動停止に伴う経営悪化により九州電力がスポンサーを降板したため、番組は2012年3月25日放送分をもって終了し、32年半の放送に幕を閉じた。その間の平均視聴率は7%から8%と推移していた。後番組は『世界一の九州が始まる!』。

新 窓をあけて九州

2016年3月17日、九州電力はグループ会社3社(九電工・九州通信ネットワーク(現:QTnet)・キューデンインフォコム)と共同で4年ぶりに番組提供を再開し『新 窓をあけて九州』を同年4月3日から放送することを発表した。この背景には2016年4月から始まった電力小売全面自由化によって、九電自体の企業イメージを向上させた上で、顧客を引き留めたいという狙いがあった。『世界一の九州が始まる!』も継続して10:15 - 10:30に放送されるため、九州・沖縄のJNN系列では琉球放送を除いて日曜朝10時台にドキュメンタリー番組が2本連続することになった。

ネット局

参考

九州エリア外にあるTBS系列局では、同時刻にTBS制作の『サンデージャポン』(10:00 - 11:22)が放送されている。本番組はe-JNN参加局のうち、テレビ山口では、かつては中国ブロックの同種番組『ふれあいの道』(NTT中国グループ提供、1990年代まで放送。中国放送・山陽放送・山陰放送と持ち回りで制作)の制作に参加していた。

脚注

出典

注釈

参考文献

  • 『MBC51〜60年の軌跡 〜地域メディアとして〜』南日本放送、2014年 pp.104-105

関連項目

  • e-JNN
  • ブロックネット
  • 電撃黒潮隊 - JNN九州6局にテレビ山口(tys)、琉球放送(RBC)が加わった8局による共同制作のドキュメンタリー番組
  • ダ・カーポ (歌手グループ) - 1990年代まで使われたオープニング曲を担当・歌唱。

外部リンク

  • 新 窓をあけて九州
  • JNN 「窓を開けて九州」(インターネット・アーカイブ保存データ)

RKB作品が優秀賞~「新 窓をあけて九州」年間コンクール YouTube

窓だ!!! 2016年12月06日の人物のボケ[46612958] ボケて(bokete)

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