興生沢仮乗降場(こうせいざわかりじょうこうじょう)は、かつて北海道(網走支庁)常呂郡佐呂間町字知来に存在した、日本国有鉄道(国鉄)湧網線の仮乗降場(廃駅)である。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃止された。

歴史

  • 1955年(昭和30年)12月25日 - 日本国有鉄道(国鉄)湧網線の興生沢仮乗降場(局設定)として開業。
  • 1987年(昭和62年)3月20日 - 湧網線の全線廃止に伴い、営業を停止、廃止となる。

駅構造

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(網走方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた。

廃止時まで仮乗降場であり、無人駅となっていた。駅舎は無かったが、ホーム中央部分に高床式の待合所を有していた。ホームは中湧別方にスロープを有し、駅施設外に連絡していた。

駅名の由来

当地に入植した実習生が当地附近の沢を興して皆で生きよう、という意味で付けた名に由来する。

駅周辺

  • 北海道道103号留辺蘂浜佐呂間線
  • 佐呂間別川
  • 佐呂間町ふれあいバス(フリー乗降)

駅跡

2011年(平成23年)時点では駅の設置場所は確認できたが、更地となり、何も残っていない。

隣の駅

日本国有鉄道
湧網線
佐呂間駅 - (堺橋仮乗降場) - 興生沢仮乗降場 - 知来駅

脚注

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 特定地方交通線

湧網線廃線前を訪ねて北海道の国鉄ローカル線 北川宣浩

気仙沼線 不動の沢駅 北柏仮乗降場

JR石北本線鳥ノ沢仮乗降場(廃止)

気仙沼線 不動の沢駅 北柏仮乗降場

JR石北本線鳥ノ沢仮乗降場(廃止)