ポリニー (Poligny)は、フランス、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏、ジュラ県のコミューン。
地理
ポリニーは、ロン=ル=ソーニエ高原のふもとにある小さな町である。また、町はレキュレ・ド・ポリニー(fr、ポリニーの僻地)の入口に位置している。レキュレ・ド・ポリニーは、一方ではリヨン=ストラスブール間の主要道路の一部をなし、他方ではパリ=ジュネーヴ間の主要道路の一部となっている。言い伝えによれば、ナポレオンはイタリア遠征からの帰還途上、ポリニーを通過したといい、『ナポレオンの椅子』という名の岩がある。また、ポリニーはジュラ山脈の地理的な中心地である。
経済
ポリニーでは質の良いワイン用ブドウ畑があるが、製油所と、アメリカ合衆国へ輸出され賞賛を与えられている地元のコンテチーズが作られている。
歴史
1862年、ポリニーでフランス国内発のプラテオサウルスの化石が発見されている。脚の一本がロン=ル=ソーニエの博物館に展示されている。その学名は、『ポリニーの恐竜』を意味するDimodosaurus poligniensisである。1837年にドイツで発見されたプラテオサウルスと同じ種類である。プラテオサウルスはフランス最古の恐竜である。
ポリニーの歴史はローマ時代に遡る。ローマ征服前は、ガリア系のセカネス族が暮らしていた。ポリニーは843年にロタリンギアの一部となっており、870年にはPolemniacumと呼ばれていた。この名称はメルセン条約後のロタリンギアで初めて現れた。ポリニーはブルゴーニュ公国、ハプスブルク家の支配を受けた後、ナイメーヘンの和約でフランス王国に併合された。
人口統計
参照元:1962年までEHESS、1968年以降INSEE