ヨハン・クライフ・スハール(オランダ語: Johan Cruijff Schaal、英語: Johan Cruyff Shield. ただしスハールは盾ではなく皿の意味)は、オランダにおけるサッカーのスーパーカップ戦である。
概要
毎年エールディヴィジの開幕前に行われる。大会形式は、エールディヴィジの前シーズン優勝チームが、そのホームスタジアムでKNVBカップ優勝チームと一発勝負を行う。仮にリーグ優勝チームと、カップ優勝チームが同チームになった場合は、リーグ2位のチームと対戦する。
大会は1949年に1度行われ、しばらく行われなかったが1991年に復活した。1996年から現在の名称(ヨハン・クライフ・スハール)となった。
歴史
1949年、リーグ覇者のSVV(現FCドルトレヒト)と、カップ覇者のクイック・ナイメーヘンとの間で最初のスーパーカップが行われた。しかし、その後しばらくの間行われなかった。
1991年、PTTテレコムがスポンサーとなりPTTテレコムカップとして復活、毎年ロッテルダムのデ・カイプで行われることに決まった。3年後、PTTテレコムがスポンサーを降りたが、スーパーカップは残ることになった。1996年、オランダの偉大なプレイヤーであったヨハン・クライフにちなんで名称をヨハン・クライフ・スハールに変更、会場も変更され、毎年アムステルダム・アレナで行われることになった。
2017-18シーズンからはヨハン・クライフ・スハール20年を目処にスハールの意匠を一新し、空席が目立つ大会運営の解決策として、エールディヴィジの優勝チームがホームクラブとして、自分たちのスタジアムにカップ戦優勝チームを迎える形の新方式に変更された。このため、チケットが平等に分配されていた以前のケースに対し、カップ戦優勝のクラブにはアウェーボックス分のチケットしか割り当てられないことになり、2016-17シーズンのカップ戦優勝チームのフィテッセのサポーターが激しく抗議し、観戦をボイコットした。2018年決勝のヨハン・クライフ・スハールでは、話し合いの結果リーグ戦優勝チームのPSVが、アウェーボックスだけではなくゴール裏の西スタンド全体をカップ戦優勝チームのフェイエノールトのサポーターに開放した。
結果
スーパーカップ
ヨハン・クライフ・スハール
クラブ別優勝回数
脚注
関連項目
- エールディヴィジ
- KNVBカップ