クリテリウム・ド・サンクルー(Critérium de Saint-Cloud)は、フランスギャロがサンクルー競馬場の芝2000メートルで施行する競馬の競走。2歳の牡馬・牝馬のみが出走できる平地競走であり、グループ制ではグループ1 (G1) に格付けされている。フランスにおける最も距離の長い2歳G1である。
概要
日本に種牡馬として輸入されたシーホークやサンシャック、アイリッシュダービーを勝ったフェイムアンドグローリー、ジョッケクルブ賞を制覇したルファビュリュー、ダルシャーン、ムクターなどが優勝している。近年は当レースを勝った後に目立った活躍をした馬はあまりいなかったが、2016年の勝ち馬ヴァルトガイストが2019年の凱旋門賞を制覇した。
歴史
- 1901年 - 芝1400メートルで創設。
- 1906年 - この年から芝2000メートルで施行。
- 1913年 - この年を最後に中断。
- 1920年 - 距離が芝1600メートルに変更されて再開。
- 1924年 - この年から再び芝2000メートルで施行。
- 1938年 - この年を最後に2度目の中断。以降1945年まで第2次世界大戦の影響により開催休止。
- 1946年 - 再開。
- 1971年 - G2に格付けられる。
- 1987年 - G1に昇格。
- 2017年 - フランス政府による財政支援削減に対する抗議行動として、開催が中止された。