ゴールドクイーン(欧字名:Gold Queen、2015年3月22日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2018年の葵ステークス、2019年のかきつばた記念。
デビュー前
牧場時代は、離乳後は繁殖牝馬と一緒に放牧していた。おとなしく扱いやすい馬であったが、我が強いような面も持ち、厩舎からなかなか出ようとしないようなこともあったという。
経歴
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2017年6月17日、阪神競馬場での新馬戦でデビューし1着。続くフェニックス賞も勝って2連勝とするが、小倉2歳ステークスに向けた調教中に左ひざ剥離骨折が判明し、出走を断念して休養に入る。
2018年3月11日、復帰戦の昇竜ステークスで10着ののち橘ステークス3着を経て出走の新設重賞葵ステークスでは9番人気ながら逃げ切って、初代覇者となった。7月のバーデンバーデンカップで2着としたあと北九州記念は16着に終わり、続く3戦も振るわなかったが、12月23日のギャラクシーステークスでは8番人気も先手を取り、1番人気ユラノトの追撃をハナ差振り切って勝利した。
2019年に入り、管理していた坂口正則の定年により坂口智康厩舎に移籍。4歳初戦のかきつばた記念では、不良馬場ながらハイペースで逃げ切って重賞2勝目を挙げ、坂口智康調教師に重賞初制覇を贈る。スパーキングレディーカップ8着を挟み、9月中山競馬場のながつきステークスも2着に5馬身差をつけて逃げ切り、浦和競馬場のJBCレディスクラシックでもハナを奪って逃げたが、勝ったヤマニンアンプリメから2馬身差の2着。カペラステークスは1番人気で出走も、コパノキッキングの5着に終わった。
2020年は初戦に黒船賞を予定していたが、3月28日のドバイゴールデンシャヒーンに選出されたため、その招待を受諾。3月18日に関西国際空港から他の日本馬とともに出国したものの、ドバイワールドカップ及びドバイワールドカップデーが中止となり、3月29日に関西国際空港に帰国した。この年は4戦するが未勝利に終わった。
2020年12月29日付でJRAの競走馬登録を抹消、笠松競馬の東川公則厩舎へ移籍した。しかし、東川厩舎では1戦もせず、名古屋競馬の塚田隆男厩舎に移籍する。移籍後は東海桜花賞、かきつばた記念の2戦を使われ、それぞれ6着、11着と敗戦。その後、NARの競走馬登録を抹消され、繁殖牝馬となる。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。
繁殖成績
- 2024年9月27日現在
血統表
- 半兄ゴールドブラザー(父タイムパラドックス)は、駿蹄賞、ゴールドジュニア(笠松)の勝ち馬。
- 母サザンギフトの弟にアムロ(東海ダービー)
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ