2018年モナコグランプリ (2018 Monaco Grand Prix) は、2018年のF1世界選手権第6戦として、2018年5月27日にモンテカルロ市街地コースで開催された。
正式名称は「FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018」。
レース前
本レースでピレリが供給するドライタイヤのコンパウンドは、スーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトの3種類。本年より導入されたハイパーソフトを初めて投入した。
エントリーリスト
前年はインディ500に参戦したため欠場したフェルナンド・アロンソは2年ぶりのモナコGP参戦となる。
フリー走行
開催日時はCEST(UTC 2、以下同じ)。
- 1回目(FP1)
- 2018年5月24日 11:00
- 2回目(FP2)
- 2018年5月24日 15:00
- 3回目(FP3)
- 2018年5月26日 12:00
予選
2018年5月26日 15:00
ダニエル・リカルドが2016年モナコGP以来2回目のポールポジションを獲得した。
経過
- Q1
- Q2
- Q3
結果
- 追記
- ^1 - グロージャンは前戦スペインGPの決勝でガスリーとヒュルケンベルグの両者に接触した件で3グリッド降格
- ^2 - フェルスタッペンは予選に出場できなかったが、スチュワードの判断により決勝への出走を許可された
決勝
2018年5月27日 15:10
ダニエル・リカルドがキャリア2度目のポールポジション獲得と自身初のポール・トゥ・ウィンでモナコGP初勝利を挙げ、シーズン2勝目を飾った。
展開
リカルドがMGU-Kのトラブルに苦しみながら1位を死守しポール・トゥ・ウィンを飾る、フェルスタッペンの猛追とそれに伴う7位争い、シャルル・ルクレールとブレンドン・ハートレーのブレーキングトラブルに基づく終盤のクラッシュなど、いくつかの見どころはあったが、ドラマらしきオーバーテイクはコースの特性上ほとんど見られず、マシンのバトルも前述の7位争い以外ではあまり起きないままレースは終了した。そのため、スタート時にQ3圏内にいたドライバーからは退屈なレースであったという感想もあった。そのうち、ピエール・ガスリーは7位争いを制し、初モナコで7位入賞と健闘した。
結果
- ファステストラップ
- マックス・フェルスタッペン - 1:14.260 (60周目)
- ラップリーダー
- 1-78=ダニエル・リカルド
- 追記
- † 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い
- ^1 - ハートレイはピットレーンでの速度違反のため5秒のタイムペナルティが科されたが、ピットインで消化しなかったためレースタイムに5秒加算された
第6戦終了時点のランキング
- 注:ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。