HONEY BEE(ハニー・ビー)は、京セラが展開するPHS端末及びAndroid搭載スマートフォンのブランドである。
概要
音声通話定額プランの導入により、ウィルコムの加入者属性は変化していた。
京セラは「京ぽん」と呼ばれるOperaブラウザを搭載したクラムシェル型の端末を市場投入していたが、前述の音声定額プランユーザーにとってそれはオーバースペックだった。主たる利用者の高校生や大学生が購入していたのはnico.や9(nine)といったキャンディバー型が多数を占めていた。ウィルコムはあくまでも音声通話利用のためであり、ユーザーのほとんどはクラムシェル型の携帯電話を持っていたためである。
そこで京セラは女子中高生をターゲットに設定。音声通話用途に特化したPHS端末の企画を進めた。ペットネームのHONEY BEEは、インハウスデザイナーが社内デザインコンペでコンセプトワードとして採用した「おしゃべりは蜜の味」を元に付けられたものである。
マスコットのミツバチは、プリインストールされている壁紙に採用したものがベースとなっているが、キャラクターデザインには初代と二代目が存在する。
端末の大きな特徴であるポップなカラーは、通話定額を楽しむ仲間のツールであることをひと目で確認できるように採用された。これは、後にソフトバンクから発売されたAndroidスマートフォンまで堅持されている。なおPHS端末においては、WX334K(HONEY BEE BOX)のようにクラムシェル型の機種も存在するが、それ以外のすべてがキャンディー型である。
機種
A. x.xはAndroidのバージョン。
ウィルコム向け
- PHS端末
- WX331K - HONEY BEE初号機。京セラ製PHS端末では初となるアンテナ内蔵モデル。(2008年2月22日発売)
- WX331KC「HONEY BEE 2」 - WX331Kのマイナーチェンジモデル。本体にカメラが追加されている。(2008年11月7日発売)
- WX333K「HONEY BEE 3」 - シリーズ初のJavaアプリ対応機種。(2009年11月12日発売)
- WX334K「HONEY BEE BOX」 - HONEY BEEシリーズ唯一の折りたたみ型。(2010年2月16日発売)
- WX350K「HONEY BEE 4」 - シリーズ初のFlash Lite対応機種。(2010年12月3日発売)
- WX07K「HONEY BEE 5」 - PHSではシリーズ初の防水機種。Bluetoothによりスマートフォンの子機として利用する事が可能。(2012年11月25日発売)
- スマートフォン(PHS通信非対応)
- WX06K(HONEY BEEスマホセット) - A. 2.3。SoftBank 101Kをベースとしたセット販売用スマートフォン。(2012年8月23日発売)
ソフトバンクモバイル向け
すべてAndroid搭載スマートフォンでPHS通信には非対応。
脚注
関連項目
- 京セラ
- DIGNO - 京セラのAndroid搭載スマートフォンのメインブランド。
- Android
- ウィルコム
- ソフトバンクモバイル
外部リンク
- WILLCOM製品一覧 | 携帯電話/PHS | 京セラ
- SoftBank製品一覧 | 携帯電話/PHS | 京セラ