1955年オランダグランプリ (1955 Dutch Grand Prix) は、1955年のF1世界選手権第5戦として、1955年6月19日にザントフォールト・サーキットで開催された。
レースは100周で行われ、メルセデスのファン・マヌエル・ファンジオが優勝、同じくメルセデスのスターリング・モスが2位、マセラティのルイジ・ムッソが3位となった。
レース概要
当レースの前週に行われたル・マン24時間レースで大惨事が起きた影響で、フランス、ドイツ、スイス、スペインの各GPがキャンセルされたが、オランダGPは予定通り開催された。
レースは霧雨が降り続く中、前戦ベルギーGP同様ファン・マヌエル・ファンジオとスターリング・モスのメルセデス勢が先行し、3位のルイジ・ムッソを大きく引き離していく。モスはエンジンに問題を抱えていたが最後まで走りきり、メルセデスは2戦連続のワン・ツー・フィニッシュを達成した。ムッソはメルセデス勢と同一周回のまま3位表彰台を獲得し、ファンジオは初めてムッソを祝福した。
エントリーリスト
結果
予選
決勝
- 追記
- ^1 – ファステストラップの1点を含む
注記
- F1デビュー: ヘルナンド・ダ・シルバ・ラモス
- F1最終レース: ジョニー・クレエ
- 当レースはル・マン24時間レースの翌週に行われた。
第5戦終了時点のランキング
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
- 注: トップ5のみ表示。ベスト5戦のみがカウントされる。
脚注
参照文献
- 林信次『F1全史 1950-1955』ニューズ出版、2000年。ISBN 4-89107-019-6。
外部リンク
- STATS F1