1977年東京都議会議員選挙(1977ねんとうきょうとぎかいぎいんせんきょ)は、東京都の議決機関である東京都議会を構成する都議会議員を全面改選するため1977年(昭和52年)7月10日に投票が行われた日本の選挙である。
概要
東京都議会議員の任期(4年)が満了したことに伴って実施された選挙である。都議会は1965年に自主解散されたため、統一地方選挙と2年ずれる形で選挙が実施されている。なお茨城県議会と沖縄県議会の議員選挙も統一地方選挙で実施されない。
第11回参議院議員通常選挙と同日選挙となった本選挙では、任期半ばの美濃部都政に対する中間評価の色合いが強く、都政与党(社会党・共産党・公明党)が当時、辛うじて維持していた過半数の議席を守ることが出来るかどうかが、焦点となった。また、これまでしのぎを削ってきた自民、社会、共産、公明、民社の5党に加え、新たに新自由クラブと社会市民連合(社市連)、革新自由連合(革自連)が参入し、多党化傾向に拍車がかかることになった。
選挙日程と立候補者数
改選議席数:126議席
- 告示:6月28日
- 立候補届出締め切り:6月29日
- 投票日:7月10日
- 立候補者数:228名
- 出典:朝日新聞1977年6月28日付夕刊1面表「都議選立候補者数」、朝日新聞1977年6月30日付1面「都議選立候補者数は228名」。
選挙結果
投票日:1977年7月10日・・投票率:65.17%
- 出典:朝日新聞1977年7月12日付1面表「都議選党派別当選者数」。
- 出典:朝日新聞1977年7月12日付13面表「都議選 党派別当選者・得票数」。
都政与党である社会、共産、公明の3党とも議席を減らし、与党が過半数を下回る結果となった。一方、自民党は前回議席を上回り、都議選初挑戦である新自由クラブは10議席を獲得し、選挙前の2議席から議席を大幅に増やした。
当選した議員
自由民主党 公明党 日本共産党 日本社会党 新自由クラブ 民社党 無所属
補欠当選
- 1979年4月の補欠選挙は1979年東京都知事選挙に便乗する形で施行。
脚注
注釈
- 議員辞職
- 議員死去
- 注釈
出典
参考文献
- 朝日新聞『縮刷版 1977年6月号』、『縮刷版 1977年7月号』