ゴイコ・カチャル(Гојко Качар、ラテン文字転写: Gojko Kačar、1987年1月26日 - )は、ユーゴスラビア(現・セルビア)出身の元サッカー選手。元セルビア代表。ポジションはDF、MF。
経歴
クラブ
FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドの下部組織出身。2003年から2008年までヴォイヴォディナに在籍し、通算78試合に出場した。2008年1月にドイツのヘルタ・ベルリンへ移籍金300万ユーロで移籍を果たした。ヘルタBSCでは不動のレギュラーとして、リーグ戦64試合に出場、10得点を挙げた。ヘルタBSCの2. ブンデスリーガ降格を受け、2010年8月21日、ハンブルガーSVに移籍した。2011年10月まではレギュラーとして活躍したものの、トルステン・フィンク監督が就任してからは出場機会を減らし、2012-13シーズンはリーグ戦わずか3試合の出場に終わった。2013-14シーズンはチーム構想から外れ、2013年9月17日にフィンク監督が解任された後も出場機会を得ることが出来なかった。
2014年2月26日、セレッソ大阪へ7月31日までの期限付き移籍が発表された。3月15日に行われた清水エスパルス戦でリーグ初ゴールを挙げた。セレッソとの契約は7月31日までだったが、6月に本人の意向により早期契約解除となった。
2014-15シーズンでは、出番に恵まれずハンブルガーSVの放出候補に名前が挙がったが、2015年4月から指揮を取ったラッバディア監督体制2戦目から先発で出場。シーズンの終盤戦の試合で2試合連続ゴールを挙げるなどし、チームの1部残留へ貢献した。
代表
セルビア代表として、2007年11月24日のカザフスタン戦で代表初キャップを記録した。
2008年9月7日、UEFA U-21欧州選手権予選のハンガリーU-21戦にて1試合5ゴールを記録した。この試合ではセルビアU-21が8-0で勝利をしている。2009年6月に開催された本大会では攻撃的なポジションでプレーすることもあり、イタリア戦ではポストに直撃するアウトサイドシュートを放った。
人物
- 1980年モスクワオリンピックで金メダルに輝いたボクサーのスロボダン・カチャルを叔父に持つ。スロボダンの兄であるタディヤ・カチャルも1976年モントリオールオリンピックで銀メダルに輝いたボクサーである。
- 2014年3月29日にキンチョウスタジアムで行われたアルビレックス新潟戦で、後半4分に片足のスパイクが脱げたが、試合が止まらずしばらくの間、スパイクが脱げたままディフェンスをするハプニングがあった。
- 半年間セレッソ大阪へレンタル移籍したことについて「本当に美しい経験だった。誰もがものすごく良くしてくれたし、素晴らしいことを色々経験できた」と語っている。
個人成績
代表歴
出場大会
- セルビア代表
- 2010 FIFAワールドカップ
試合数
- 国際Aマッチ 25試合(2007年-2012年)
脚注
関連項目
- セレッソ大阪の選手一覧
- FCアウクスブルクの選手一覧
外部リンク
- ゴイコ・カチャル - オリンピックチャンネル
- ゴイコ・カチャル - Olympedia (英語)
- ゴイコ・カチャル - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- ゴイコ・カチャル - National-Football-Teams.com (英語)
- ゴイコ・カチャル - Soccerway.com (英語)
- ゴイコ・カチャル - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
- ゴイコ・カチャル - FootballDatabase.eu (英語)
- ゴイコ・カチャル - WorldFootball.net (英語)
- ゴイコ・カチャル - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- ゴイコ・カチャル - Transfermarkt.comによる指導者データ (英語)
- Gojko Kačar at bundesliga.de
- Player profile on Serbian National Team page (セルビア語)