仁多須駅(にたすえき)は、樺太真岡郡小能登呂村に存在した鉄道省樺太西線の駅。
歴史
- 1921年(大正10年)11月1日:樺太庁鉄道西海岸線真岡駅 - 野田駅間開通により開業。
- 1943年(昭和18年)4月1日:南樺太の内地化により、鉄道省に移管。
- 1945年(昭和20年)8月:ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
- 1946年(昭和21年)
- 2月1日:日本の国有鉄道の駅としては廃止。
- 4月1日:ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「スリュジャンスカヤ・サハリンスキー」。
駅名の由来
当駅の所在する地名からであり、地名はアイヌ語の「ニタス」(崖が道を塞いで行き詰っている所)、「ニ・オタス」(木のある砂浜)、「ニダッス」(谷地が多い所)、「ニタッ・ウシ・イ」(湿地のある所)による。
運行状況
(1944年当時)
- 上りは本斗駅行きが2本、真岡駅行きが2本運行されていた。
- 下りは久春内駅行きが2本と野田駅行き2本が運行されていた。
隣の駅
- 鉄道省樺太鉄道局
- 樺太西線
- 小能登呂駅 - 仁多須駅 - 登富津駅