- ジェマイティヤ公国
- Žemaičių seniūnija(リトアニア語)
Księstwo żmudzkie(ポーランド語)
ポーランド・リトアニア共和国における位置(1619年)
ジェマイティヤ公国(リトアニア語: Žemaičių seniūnija、ポーランド語: Księstwo żmudzkie)は、1219年からリトアニア大公国の行政単位で、1569年からはポーランド・リトアニア共和国の一部だった。1419年から1441年までジェマイティヤ長老領(Eldership)として知られていた。リトアニア大公は、ジェマイティヤ公の称号を持っていた。しかし、公爵に対し責任のある実際の統治者が「長老(the General Elder (Seniūnas))」として知られていた。
歴史
ジェマイティヤ公国は、現在のリトアニア共和国西部にあたる地域に存在した。歴史的に、西の境界はバルト海に接するリトアニアの境界でもあった。北では、クールラント・ゼムガレン公国、南では、プロシア公領と接していた。中世から1795年のポーランド分割までに、ジェマイティヤがジェマイティヤ公国の領域として定義された。のちに、ジェマイティヤ教区も含むものとされた。
現在ではジェマイティヤは民族学的な地域の1つとされるにとどまり、リトアニア共和国の行政地区として定められてはいない。