2022 FNS歌謡祭』(2022 エフエヌエスかようさい)は、フジテレビ系列で2022年12月7日 18:30 - 23:28(JST)・12月14日 18:30 - 23:03(JST)に生放送された通算51回目の『FNS歌謡祭』である。

概要

2022年11月16日にフジテレビから番組の放送日時・司会者・一部の出演アーティストが発表された。総合司会は『2019 FNS歌謡祭』より引き続き、活動休止中の嵐の相葉雅紀とフジテレビアナウンサーの永島優美が担当した。

2015年 - 2021年に引き続き、8年連続で本年も当番組では2DAYS・2週連続として2回に分けて生放送された。今回は前年に引き続き、第1夜・第2夜共に開始時間が18:30開始で、第1夜・第2夜共に終了時間が23時越えとなった。第1夜は12月7日 18:30 - 23:28(JST)に、第2夜は12月14日 18:30 - 23:03(JST)に生放送された。本年はそれぞれ4時間58分と4時間33分(2週合計9時間31分)の大長編となった。

本年の第1夜の会場は2019年以来3年ぶりにグランドプリンスホテル新高輪「飛天」、第2夜の会場は例年通りフジテレビ本社「FCGビル」となった。翌年以降は第1夜・第2夜共に「FCGビル」での開催となったため、2024年現在、「飛天」で開催された最後のFNS歌謡祭となっている。

12月7日(第1夜)の平均視聴率は第1部(18:30 - 19:00)が6.6%、第2部(19:00 - 23:00)が11.9%、第3部(23:00 - 23:28)が8.9%であった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。

12月14日(第2夜)の平均視聴率は第1部(18:30 - 19:00)が6.1%、第2部(19:00 - 23:03)が10.0%であった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。

当日のステージ

第1夜

トップバッターでは、松平健が初めて担当して「マツケンサンバⅡ」を披露した。大トリでは、前年の第1夜に引き続きKinKi Kidsが2年連続で担当してデビュー25周年記念ステージとして最新曲「Amazing Love」を披露した。

第1夜のステージの最多出演者は柴咲コウであり、KOH としての出演を含め、4曲に参加していた。

第1夜では、ジャニーズ事務所からはKinKi Kids、NEWS、KAT-TUN、Sexy Zone、King & Prince、Snow Man、なにわ男子の7組が出演した。また、KinKi KidsとNEWS、Sexy Zone以外の4組は全て「飛天」初登場となるほか、NEWSは2019年以来の3年ぶりに冬の『FNS歌謡祭』への出演となる。

出演アーティストは全57組で、全65曲中15曲がコラボレーション(共演)で披露された。

第2夜

トップバッターでは、今年デビュー30周年を迎えた広瀬香美がスペシャルメドレーの最初の曲として「ロマンスの神様」を披露した。後に出演アーティスト4組(下記参照)とのコラボレーション5曲の名曲メドレーを披露。また、広瀬香美が当番組でトップバッターを務めるのは2019年の第1夜以来の3年ぶりとなる。大トリでは、ASKAが初めて担当してスペシャルメドレーの最後の曲として「歌になりたい」を披露した。

第2夜のステージの最多出演者は広瀬香美であり、5曲に参加していた。

第2夜では、ジャニーズ事務所からは堂本剛、関ジャニ∞、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、SixTONES、Travis Japanの6組が出演した。

ミュージカル「SPY×FAMILY」のうち、ロイド・フォージャー役の森崎ウィンとヨル・フォージャー役の唯月ふうかは放送前から予め発表されていたが、アーニャ・フォージャー役の1人である増田梨沙は放送当日の12月14日に出演が発表された。

ムックと葉加瀬太郎のコラボ演奏後、タイアップ元となったUber EatsのCMが放映された。

出演アーティストは全45組で、全61曲中7曲がコラボレーション(共演)で披露された。

全体(第1夜・第2夜)

AK-69、=LOVE、STU48、大友康平、Official髭男dism、ガチャピン、ジュンス、SUPER BEAVER、Stray Kids、高畑充希、田中誠人、ちいかわ・ハチワレ、チョコレートプラネット、土田晃之、Travis Japan、中川大志、nobodyknows 、THE BEAT GARDEN、マカロニえんぴつ、松下洸平、満島真之介、満島ひかり、ムック、yama、りょーめーの26組のアーティストが『FNS歌謡祭』に初出演した。

第1夜・第2夜のどちらにも出演したアーティストは生田絵梨花、Official髭男dism、堂本剛、ムック、福山雅治の5組。

第1夜・第2夜合わせて、出演アーティストは100組・披露された楽曲は126曲・披露されたコラボレーション(共演)は22共演となった。

ASKAは1994年以来の28年ぶり、松平健は2004年以来の18年ぶり、KOH は2007年以来の15年ぶり、水谷豊は2008年以来の14年ぶり、ダチョウ俱楽部・back numberは2017年以来の5年ぶり、Mrs. GREEN APPLE・ゆずは2018年以来の4年ぶり、広瀬香美・中山美穂・NEWS・BiSHは2019年以来の3年ぶり、aiko・Snow Man・SEVENTEEN・宮本浩次は2020年以来の2年ぶりの『FNS歌謡祭』の出演となった。

第1夜に満島ひかり、第2夜に満島真之介がそれぞれ出演して実姉弟が2週連続で単独出演した。かつてFolderとして同じグループに在籍していた三浦大知と満島ひかりのグループ解散後初のテレビ共演が実現した。

第1夜・第2夜共に主に番組の前半と後半も含めて、特別企画「リスペクト!!カバー」として、出演アーティストがそれぞれリスペクトする音楽史に刻まれる有名アーティストの名曲をカバーして披露された。

第1夜・第2夜共に今年公開のアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の特別企画が行われて、第1夜では秦基博とMrs. GREEN APPLEがそれぞれAdoに楽曲提供した同作の劇中歌をセルフカバーでテレビ初披露して、第2夜では同作のオリジナルヒロイン・ウタが3曲のFNS限定のスペシャルメドレーを披露した。同作以外のアニメでは第1夜では『ドラゴンボール超』『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』や第2夜では『SPY×FAMILY』といった作品の主題歌も、それぞれ歌唱を担当しているオリジナルのアーティストが披露された(詳細は下記参照。)

前年に引き続き、体調不良で活動休止中のSexy Zoneのマリウス葉も出演を辞退した。のちにマリウスはSexy Zoneからの脱退と本年限りでの芸能界引退を発表、結果的に2019年の放送が最後の出演となった。

乃木坂46の齋藤飛鳥・秋元真夏・鈴木絢音・早川聖来、Sexy Zoneの中島健人、A.B.C-Zの河合郁人、King & Princeの平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太、AKB48の岡田奈々・茂木忍、STU48の瀧野由美子・今村美月・石田みなみ・沖侑果・岩田陽菜、櫻坂46の関有美子・土生瑞穂・上村莉菜、さらに、2023年に解散したBiSH、2024年12月6日に逝去した中山美穂、2025年3月に解散を発表したKAT-TUNにとって最後の『FNS歌謡祭』の出演となった。また、=LOVEの齊藤なぎさも、最初で最後の『FNS歌謡祭』の出演となった。また、2023年10月にWEST.への改名を発表したジャニーズWESTは同グループ名としてはこれが最後の出演となった他、2024年4月1日にtimeleszへの改名を発表したSexy Zoneも同グループ名としてはこれが最後の出演となった。

Little Glee Monsterは2022年11月加入の新メンバーであるミカ・結海・miyouの3人は『FNS歌謡祭』初出演となった。

Liella!は1期メンバーだと2年連続の出演であるが、2期メンバーである桜小路きな子役の鈴原希実、米女メイ役の薮島朱音、若菜四季役の大熊和奏、鬼塚夏美役の絵森彩の4人は『FNS歌謡祭』初出演となった。

また、今年はOfficial髭男dism・King Gnu・THE ALFEE・SUPER BEAVER・SEKAI NO OWARI・DISH//・back number・マカロニえんぴつ・Mrs. GREEN APPLE・緑黄色社会の10組といった例年より多数のバンドが『FNS歌謡祭』に出演した。

出演者

司会

  • 相葉雅紀(嵐)
  • 永島優美(フジテレビアナウンサー)

出演アーティスト

第1夜(出演アーティスト)

太文字は当年のNHK『第73回NHK紅白歌合戦』に出場。

第2夜(出演アーティスト)

太文字は当年のNHK『第73回NHK紅白歌合戦』に出場。

音楽・演奏

  • 武部聡志音楽団
第1夜

音楽監督&Pf.:武部聡志/演奏:Dr. 村石雅行、Ba. 浜崎賢太、Gt. 遠山哲朗・福原将宣、Key. 清水俊也、Cho. 今井マサキ・加藤いづみ・会原実希、MNP. 前田雄吾、Strings. 今野均ストリングス

第2夜

音楽監督&Pf.:武部聡志/演奏:Dr. 村石雅行、Ba. 浜崎賢太、Gt. 遠山哲朗・福原将宣、Key. 清水俊也、Cho. 今井マサキ・中田桃花・高橋あず美、MNP. 山崎哲雄、Strings. 今野均ストリングス

セットリスト

第1夜(セットリスト)

第2夜(セットリスト)

スタッフ

第1夜(スタッフ)

  • 音楽監督:武部聡志
  • 美術プロデューサー:楫野淳司
  • TD:米山和孝
  • 編成:長嶋大介
  • 広報:北村桃子
  • 協力:ハーフトーンミュージック
  • 美術協力:フジアール、東宝舞台、興進電化、エスケイシステム、テルミック、ナカムラ綜美、東京特殊効果、京花園、山田かつら、東京TUBE、シミズオクト、サンフォニックス、コマデン
  • 技術協力:fmt、共同テレビジョン、サンフォニックス、放映サービス、田中電設、共立、ワンツー・ワンツー、ニユーテレス、ウエストワン、三穂電機、ピーシーライツ、4-Legs、KDDI、digidelic、MTプランニング
  • 制作協力:E&W、クリーク・アンド・リバー社、スマイルオン、三慶サービス、デジタルスペック
  • 制作:太田一平
  • エグゼクティブプロデューサー:石田弘
  • 構成:山内浩嗣
  • 制作進行:渡辺由貴
  • 編集ディレクター:松本絵理、黒岩栄治、吉田誠
  • 送出ディレクター:太田秀司、阪本玲以
  • フロアディレクター:大野悟、樋川優美、川上惇、望月浩平
  • プロデューサー:中村峰子、土田芳美、宇賀神裕子、後藤夏美、加藤万貴、早川和希、福井倫子、岩永恵
  • 総合演出・プロデューサー:浜崎綾
  • チーフプロデューサー:三浦淳
  • 制作:フジテレビ編成制作局制作センター第二制作室
  • 制作著作:フジテレビ

第2夜(スタッフ)

  • 音楽監督:武部聡志
  • 美術プロデューサー:三竹寛典
  • TD:米山和孝
  • 編成:長嶋大介
  • 広報:北村桃子
  • 協力:ハーフトーンミュージック
  • 美術協力:フジアール、チトセアート、ナカムラ綜美、エスケイシステム、テルミック、京花園、東京特殊効果、山田かつら、東京TUBE、コマデン、サンフォニックス
  • 技術協力:fmt、共同テレビジョン、サンフォニックス、放映サービス、田中電設、共立、ワンツー・ワンツー、ニユーテレス、ウエストワン、ピーシーライツ、4-Legs、digidelic、MTプランニング、テクトレ株式会社
  • 制作協力:E&W、クリーク・アンド・リバー社、デジタルスペック
  • 制作:太田一平
  • エグゼクティブプロデューサー:石田弘
  • 構成:山内浩嗣、川嶋結衣
  • 編集ディレクター:後藤悠樹、黒岩栄治、吉田誠
  • 送出ディレクター:小野瀬瑞貴
  • フロアディレクター:松舘ちひろ、大野悟、渡辺由貴、川上惇
  • プロデューサー:浜崎綾、中村峰子、土田芳美、宇賀神裕子、後藤夏美、加藤万貴、早川和希、福井倫子、岩田恵
  • 演出:花輪研斗
  • 総合演出:島田和正
  • チーフプロデューサー:三浦淳
  • 制作:フジテレビ編成制作局制作センター第二制作室
  • 制作著作:フジテレビ

関連番組

  • 土曜ワイド
    • 12月3日に14:30 - 15:30(JST)で事前番組を放送。
  • VS魂グラデーション
    • 当番組の司会を務める相葉雅紀がレギュラー出演している同局のバラエティ番組。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 2022 FNS歌謡祭 - フジテレビによる番組公式サイト

FNS歌謡祭2022冬の出演者やタイムテーブル!見逃し配信ある? M&K

Images of 2022 FNS歌謡祭 夏 JapaneseClass.jp

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