一切法(いっさいほう、巴: sabba-dhamma,梵: sarva-dharma)とは仏教用語で、世界のすべてのもの、すべての存在、すべての法の集合体をさす。諸法(しょほう)とも。
原始仏教においては、一切法は五蘊として分類された。また諸法無我として一切法の無我があらゆる場面で説かれた。
部派仏教
部派仏教のアビダンマにおいては、一切法は以下の体系にて分析された。
- 三科 - 五蘊・十二処・十八界
- 五位 - 色法・心法・心所法・心不相応行法・無為法
- 八句義(Astau Padārtha) - 五蘊・三無為法
脚注
関連項目
- 諸法無我
- 説一切有部