2023年度(令和5年度、2023-24シーズン)におけるラグビーユニオンの各地域リーグの結果を記す。各試合の主催・主管は、それぞれ関東ラグビーフットボール協会、関西ラグビーフットボール協会、九州ラグビーフットボール協会。9月に始まり、12月までに各リーグごとの順位が決定し入替戦が行われた。
各地域リーグ1部の1位・2位チームによる最終決戦として、「3地域社会人リーグ順位決定戦」を2023年12月24日から2024年1月21日にかけて実施。詳細は後述「3地域社会人リーグ順位決定戦」へ。
下の表は、各地域のリーグ上位・下位を示したものであるが、他の地域とのレベルを比較したものではない(「関東社会人リーグ2部A」以下と「トップウェストCリーグ」が同じレベルという意味ではない)。
リーグワンへの参入
地域リーグは、その上位リーグとなる全国社会人のジャパンラグビーリーグワンとの入替戦や交流戦は行われない。地域リーグは関東協会・関西協会・九州協会の主催であり、リーグワンは一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンの主催である。
リーグワンへの参入を希望する場合は、その募集があるまで(空きが出るまで)待たなければならない。リーグワンDIVISION3(3部)は、2年度目2022-23シーズンから1チームが欠け、奇数の5チーム体制となっており対戦日程に不便さが生じた。
2年度目2023年に、ジャパンラグビーリーグワンは、4年度目の2024-25シーズンからDIVISION3(3部)へ参入するチームを募集した。新たな参入を1チームまたは3チームにして、DIVISION3を偶数チーム数へと改善することが明かされた。
以下の5チームが参入希望を表明し、2024年1月31日にその最終審査結果が発表された。
- ルリーロ福岡(トップキュウシュウAリーグ) - 参入決定
- ヤクルトレビンズ(トップイーストAグループ) - 参入決定
- セコムラガッツ (トップイーストAグループ)- 参入決定
- 秋田ノーザンブレッツRFC(トップイーストAグループ) - 参入ならず
- 日立Sun Nexus茨城(トップイーストBグループ) - 2023年9月末に基準外の判定となった
リーグワン参入に伴う昇格
トップイーストAから2チームが抜けるため、2024年度ではトップイーストA・B・C・関東社会人1部でそれぞれ2チームずつが「昇格」。
トップイーストAからBへの降格が決まっていた横河武蔵野アトラスターズは、Aに残留することになった。入替戦で敗れて昇格を逃し残留となっていたBの日立Sun Nexus茨城、CのLION FANGS・大塚刷毛製造も、「昇格」へと変更された。
関東社会人1部の上位2チームJR東日本・警視庁も、入替戦での敗北で残留となっていたが、「トップイーストCへの昇格」に変更された。
トップイーストリーグ
関東ラグビーフットボール協会が主催。
春季交流戦トーナメント
- 開催期間:2023年5月14日 - 6月24日
- 最終順位
- 1位: 東京ガス
- 2位: 日立Sun Nexus茨城
- 3位: セコムラガッツ
- 4位: ヤクルトレビンズ
Aグループ
開催期間:2023年9月9日 - 12月9日
※ 横河武蔵野アトランターズは入替戦で負けたためBグループへの降格が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Aグループ残留」へと変更された。
Bグループ
開催期間:2023年9月10日 - 12月10日
クリーンファイターズ山梨・明治安田生命ホーリーズの順位は勝ち点同じのため直接対決での勝ち点による。
※ 日立Sun Nexus茨城は入替戦で負けたためBグループ残留が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Aグループへの昇格」へと変更された。
Cグループ
開催期間:2023年9月3日 - 12月10日
※ LION FANGS・大塚刷毛製造は、入替戦で負けたためCグループ残留が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、各グループとも2チームずつ昇格扱いされ、「Bグループへの昇格」へと変更された。
トップイーストリーグ入替戦
開催期間:2023年12月23日-24日
- サントリーフーズサンデルフィスはCグループに残留。警視庁は関東社会人1部に残留が決まったが、後にトップイーストから2チームがリーグワンへ抜けたため、「トップイーストリーグCグループへの昇格」に変更された。
- 秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブはAグループに残留、日立Sun Nexus茨城はBグループに残留が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Aグループへの昇格」に変更された。
- 丸和運輸機関AZ-MOMOTARO'SはAグループへ昇格。横河武蔵野アトラスターズはBグループへ降格が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Aグループ残留」に変更された。
- クリーンファイターズ山梨はBグループ残留。大塚刷毛製造はCグループ残留が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Bグループへ昇格」に変更された。
- 明治安田生命ホーリーズはBグループ残留、LION FANGSはCグループ残留が決まったが、Aグループから2チームがリーグワンへ抜けたため、「Bグループへ昇格」に変更された。
- 日本航空JAL WINGSはCグループに残留。JR東日本は関東社会人1部に残留が決まったが、トップイーストリーグから2チームがリーグワンへ抜けたため、「トップイーストリーグCグループへ昇格」に変更された。
関東社会人リーグ
関東ラグビーフットボール協会が主催。
1部
開催期間:2023年9月3日 - 12月3日。
※ JR東日本・警視庁は残留で決まっていたが、トップイーストから2チームがリーグワンへ抜けたため、「トップイーストリーグCグループへの昇格」へと変更された。
2部Aリーグ
開催期間:2023年9月2日 - 12月3日。横浜市消防局が不参加。
2部Bリーグ
開催期間:2023年9月3日 - 12月9日。
- NTT日比谷サンシャイナーズは、不戦敗2試合などにより最下位。3部へ自動降格のため入替戦は実施しない。3部1位チームである前田道路ブラストエレファンツは2部Bリーグへ自動昇格。
3部
開催期間:2023年9月30日 - 11月26日。
- やまびことIHIは、大会不参加。
- 前田道路ブラストエレファンツは、2部B最下位チームが自動降格により、入替戦なしで2部Bへ自動昇格。
関東社会人リーグ入替戦
開催日:2023年12月17日・23日
- 両チームとも残留。
- 曙光戸田オーバーザトップは2部Bへ降格、OC.RFCは2部Aへ昇格。
2部B-3部 入替戦
- NTT日比谷サンシャイナーズは不戦敗等により最下位(下部リーグ自動降格)のため入替戦は実施せず、3部1位チームである前田道路ブラストエレファンツが2部Bリーグへ自動昇格。
トップウェスト
関西ラグビーフットボール協会が主催。
Aリーグ
開催期間:2023年9月23日 - 11月25日
A・Bリーグ入替戦
開催日:2023年12月9日
- 両チームとも残留。
- 両チームとも残留。
Bリーグ
開催期間:2023年9月23日 - 11月25日
B・Cリーグ入替戦
開催日:2023年12月9日
- MUFGレッドブルズはCリーグへ降格、三菱電機メルコダイヤモンズはBリーグへ昇格。
- 両チームとも残留。
Cリーグ
開催期間:2023年9月9日 - 11月26日
- 大阪市教職員は、棄権試合があるため、勝ち点にかかわらず最下位。
トップキュウシュウ
九州ラグビーフットボール協会が主催。
Aリーグ
開催期間:2023年9月9日 - 10月29日
Aリーグ順位決定戦
開催期間:2023年11月11日 - 11月25日
Aリーグ上位3チーム総当たり戦、Aリーグ下位3チーム総当たり戦を実施。リーグ順位どおりの結果のため、順位表は割愛。
Bリーグ
開催期間:2023年9月3日 - 10月28日
Bリーグ順位決定戦
開催日:2023年11月26日
上位2チームによる「1・2位決定戦」、下位2チームによる「3・4位決定戦」。4位山形屋は棄権のため「3・4位決定戦」は行わなかった。1・2位ともリーグ順位どおりの結果のため、順位表は割愛。
入替戦
開催日:2023年12月9日・10日
- 両チームとも残留。
- 両チームとも残留。
3地域社会人リーグ順位決定戦
各協会における1部リーグの1位・2位(優勝・準優勝)のチームが出場する。開催期間:2023年12月24日 - 2024年1月21日
出場チーム
試合結果
1回戦
2回戦
3位決定戦
- 2024年1月31日に、ルリーロ福岡はジャパンラグビーリーグワン DIVISION3への参入が決まる。
決勝戦
- 2024年1月31日に、セコムラガッツとヤクルトレビンズは ジャパンラグビーリーグワン DIVISION3への参入が決まる。
脚注
注釈
出典
関連項目
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 1 - 12チーム
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 - 6チーム
- JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 3 - 5チーム