「スキャノミクス」とは、 TOKYO FMで2013年4月2日から放送開始したガールズロックバンドのSCANDAL(HARUNA、TOMOMI、MAMI、RINA)がパーソナリティーを担当するラジオ番組である。英語表記は「SCANOMICS」。
概要
- 2013年4月2日 RADIO DRAGON 内のコーナー「Doors」火曜日をSCANDALが担当する箱番組として放送開始。
- 2013年10月1日 RADIO DRAGON内のコーナーから独立し、番組タイトルも『Doors/スキャノミクス』に変更。放送時間も21:20 - 21:40へ変更となった。
- 2014年4月1日 RADIO DRAGONが 「RADIO DRAGON -NEXT-」 へ生まれ変わり木曜深夜へ放送時間を移動することに伴い、番組タイトルから「Doors」は抜け『スキャノミクス』に変更となった。
- 事前に録音されたものが放送されている(2013年10月1日の放送のみ生放送を実施)。
- 基本的に2〜3回分を事前に収録している模様。
- 放送後には有料の番組スマホサイトにおいて、その日の放送が一週間聴けるタイムシフトリスニングが利用でき、番組ブログの更新やメンバー本人が綴った放送後記のメルマガも配信される。回によっては放送時間の都合で本編ではカットされた未公開トークがタイムシフトリスニングで聴くことができる。なお、初回放送前の2013年3月25日までに登録した人には、同年3月26日(火)に「第0回」が配信された。
- Twitter上では番組ハッシュタグが「#スキャノミクス」と「#SCANOMICS」とで混在している。
- ミュージックヴィレッジのTwitterアカウントが2013年12月31日の放送後、大晦日にもかかわらず多くのスキャノミクス関連ツイートがなされたことに感動し、"番組専用ハッシュタグ" として「#SCANOMICS」を用意したものの、番組をリアルタイムで聴いている際「#スキャノミクス」とツイートすることが稀にあるRINAの影響があってか、結果的に「#スキャノミクス」を添えたツイートのほうが多い状況となってしまっている。
- 番組中なにかを食べながら放送している回が多い(焼肉、ケーキ、年越し蕎麦、宇宙食、鰻の蒲焼き弁当、アイス、ポッキー、プリッツ、お豆、など)。
- 番組HP上で「番組から重要なお知らせがあります」と事前告知がなされ迎えた2015年3月24日放送の番組エンディングにて、翌週3月31日の放送をもって番組が終了することが突然発表された。その日番組内で紹介したリスナーからのメールのテーマは「卒業」であった。
- 最終回となった2015年3月31日の放送において、前週にアナウンスされた番組終了を受けて「最終回とはいっても、現在行っているWORLD TOURで4月からは海外へ行くため、一旦お休みをして、またちょっと形を変えて皆さんとお会いできたらなあ…」(HARUNA)という言葉で番組終了についてリスナーへ説明した。
- 最終回放送後、RINAは「また帰ってきます」とオフィシャルブログで綴ってる。
放送時間
- 毎週火曜日 21:20 - 21:40(2013年10月1日以降)
- 2013年4月2日 - 2013年9月24日までは 21:15頃 - 21:35頃 の放送。
パーソナリティー
SCANDAL
- 自称 アイス大好き "アイスバンド" 。
HARUNA
- 主に番組の進行役を務める。
- 2013年春に訪れたラスベガスのカジノではゴーストバスターズのコインゲームにハマり、自称「スロット女」と化した。
TOMOMI
- 夏場は毎日スイカバーを食べている。
- お弁当に入っているシュウマイはMAMIから全て奪う。
MAMI
- メンバー曰く「毎日違う。毎日更新されていく。毎日生まれ変わる」
- 学生時代、宿題はやらない派。
RINA
- ある日の夜、ラジオから流れてきた「社会の窓」を聴いて以来、クリープハイプに恋をしている。
- 「びっくりドンキーは『びくドン』などと略して呼んではいけない店」という考えの持ち主。
ゲスト
初回放送時「ゲストを呼ぶとかやれたらおもしろいんじゃないか」(TOMOMI)という番組構想が語られていたものの、2年間でのゲスト登場回は片手で収まる程度である。
- 芦沢ムネト(2014年2月4日)
- オープニングで節分の豆まきをした際に鬼として登場。お面をしていたためメンバーからは誰か気づかれないまま散々豆を浴びた挙げ句、お面を外し正体を明かした後にはメンバーから「ムネっち」と呼ばれ弄ばれた。
- 増田順一(2014年7月8日)
- 放送67回目にして初のトークゲスト。ポケモン第一世代であるSCANDALのメンバーとポケモントークを繰り広げた。
- 「ポケモンとは、人と人とを出逢わせるもの」
- クマムシ(2015年2月10日)
- コメントでの出演。数日後のバレンタインに先立って、番組スタッフからメンバーへの逆チョコとして彼らからのメッセージがサプライズプレゼントされた。ソボクのコーナーにも登場。
- MAMIママ(2015年3月10日)
- 電話での出演。MAMIの人生初ライブ(米米CLUB)体験のエピソードを披露。「浪漫飛行」をリクエストし、曲紹介も行った。
放送リスト
番組タイトル募集
番組タイトルがないまま初回放送を迎えたため、第一声は「始まりましたー! "この番組 " でーす!」(HARUNA)と挨拶して始まった。またその際 「リスナーのみんなと番組を作っていきたい」 という思いからリスナーからタイトルを募集することがアナウンスされた。2013年4月23日の放送以降「リスナーから寄せられたタイトル案を選定する」コーナーが随時設けられ、番組開始からタイトル決定へ漕ぎつけるまで約2ヶ月間にも及ぶ、時にユルく、時に厳しい選定作業が行われた。
以下はタイトル決定に至るまでの流れと番組内で紹介された全タイトル案、メンバーによる評価などを示したもの。
2013年4月23日放送
- 『なんでもやってみまスキャ』
- 「なんでもやりません。」(MAMI)
- 初回放送時の「やってほしいこととかあったら、なんでもやりますんでね。」(MAMI)を受けてのものだったが、発言した本人が否定した。
- 『スキャの21時(くじ)のおやつ』
- 「21時のおやつは食べません。」(MAMI)
- 『SCANDALのドゥビドゥビダバダ』
- 「 "ドゥビドゥビダバダ " はパッと見読めん。」(MAMI)
- 『プリンがプップリン』
- 「プッ!プッ!プリン!!!」(MAMI)
- 『4畳半で聴いてくれ』
- 「(スタジオは)6畳くらいじゃない?」(MAMI)
- 『スキャはまだ本性見せてないだけ』
- 「本性は見せません。」(MAMI)
- 『マジかよSCANDAL』
- 「マジだぜ。」(MAMI)
- 『SCANDALのキレッキレラジオ』(HARUNA案)
- 「言い方やって。」(RINA)
- 4人のユルい会話をイメージしたタイトル案が多いことに対して「キレキレのつもりやねんけど?」と挑発するRINAの一言からHARUNAが即興で言い放ったタイトル案。
- 『SCANDALの危険レース』
- 『SCANDAL Ahhhh U(アーーーウ)』
- 『ハートに火をつけて』
- 『Door to SCANDAL』
- 『ウキウキ モヤモヤ スキャンダラス』
- 『火曜の夜はスキャンダラスやで』
- 『SCANDALと君が描くRADIO』
- 『SCANDALAND』
など数多くの候補が挙げられたものの、「 "SCANDALの~ " しばりはやめる。」(MAMI)や「まだまだみんなの案はダメだ!」(HARUNA)といった感想から、日ごとに高さが変わるMAMIさんの壁と「キレッキレ」を求めるHARUNAさんの壁を越えるようなタイトルをまだ本気出してないだけのリスナーから再び募集するということでこの週での決定は持ち越しとなった。
また、番組バトンタッチの際RADIO DRAGONの火曜パーソナリティーを務める高山都にもタイトル案を求めた結果、立て続けに3つ案が挙げられた。
- 『スススススキャンダル』
- パパパパパフィーをもじったもの
- 『スキャンダラスな女たち』
- デスパレートな妻たちをもじったもの
- 『週刊SCANDAL』
2013年4月30日放送
- 『明日は水曜日 私はSCANDAL』
- 「知ってる。」(MAMI)
- 「今日イチ。」(TOMOMI)
- 『こちらの世界へようこそ』
- 「こわいこわい。」(RINA)
- 「今日イチ。」(TOMOMI)
- 『元気な赤ちゃんが生まれたよ』
- 「マタニティ番組?」(MAMI)
2013年5月7日放送
- 『風は背中から吹く』
- 『迅速にラジオ始めます』
- 『ちょっと頭がシクラメン』
- 「アーティストのシクラメン?」(TOMOMI)
"SCANDALの~" を禁止したこともあり、オリジナリティのある案が見られ「レベルは上がってる」(RINA)と評価する一方で、HARUNAからは
- 「うちらも結構身内ネタみたいので盛り上がって、あんまり相手に伝わらないこととかあるけど、リスナーの皆さんもきっとそういうことなんだよね。」
- 「自分たちの中では絶対これがおもしろい! これが良い! と思ってることを上手く伝えきれてないんだよ、きっと!!」
- 「自分たち(SCANDAL)にも言えることですよ、これは!」
とリスナーそして自分たちをも鼓舞する一幕もあり、この週でのタイトル決定も見送られた。 また、HARUNAの発言を受けてTOMOMIからは「一緒に成長していきたいね…」とエールが送られた。
2013年5月14日放送
この週から勝ち抜き戦となることが発表された。
- 『火曜の夜のスマイルタイム』(RNピカピカよっぴー案)
- この週のタイトル案1位
- 『開くドアにご注意ください→』
- 『ドーベルマンが泣いている』
- 『あなたの鼓膜にズドーン!』
- 『毎週火曜は、SCANDAL定食 税込821円』
- 「からあげがいいー!」(TOMOMI)
- 『スキャっといこうぜ(^^)d』
2013年5月21日放送
- 『清く 正しく SCANDAL』
- 「美しいですね…。" 川のせせらぎ " みたいな…」(TOMOMI)
- 『ハマリート』
- 『スキャノミクス』(RNトリッピー案)
- 言い方は「スキャ[↑]ノミクス!! Haha… 」(TOMOMI)
- この週のタイトル案1位
この週の1位『スキャノミクス』と前週の1位『火曜の夜のスマイルタイム』とで決選投票を行い、『スキャノミクス』が満場一致4票獲得し勝ち抜きを決めた。しかし、最終決定はまたしても持ち越しとなった。
2013年6月4日放送
- 『Tueeeeeeeeeesでいっ♪』(RNピノ案)
- この週の1位
前週1位『スキャノミクス』と『Tueeeeeeeeeesでいっ♪』のどちらかがコーナータイトルとして正式決定することに。 決選投票の結果、3票(RINA、MAMI、TOMOMI)対1票(HARUNA)でコーナータイトルは『スキャノミクス』に決定。 番組開始から約2ヶ月間にも及ぶ、タイトルなし状態に終止符を打った。
番組コラボグッズ
第一弾
- ジグソーパズル
- 『STANDARD』のアートワークが使用されている。
- SOBOKU Tシャツ(白黒2種類)
- 人気コーナー「SOBOKU」にちなんだもので、素朴な朝食(焼き魚、味噌汁、ご飯、ナスの箸置き)が描かれている。
- メンバー全員で50個ものアイディアを出し合い、最終的にMAMI画伯の手描きイラストに決定した。
第二弾
- SOBOKU Tシャツ その2(白黒2種類)
- 人の顔が3体描かれており、それぞれの口が「ソ」「ボ」「ク」と言っている。
- 前作に続きイラストはMAMI画伯の手描き。
- RINA曰く「予想外のオシャレさ」
第三弾
- 目覚まし時計
- メンバーのヴォイスが収録されている。
第四弾
- ジグソーパズル その2
- LIVE DVD『SCANDAL ARENA LIVE 2014「FESTIVAL」』のジャケット写真が使用されている。
第五弾
- 切手コレクション
- 『SCANDAL WORLD TOUR 2015「HELLO WORLD」』のライブ写真が使用されている。