八木沢 元樹(やぎさわ げんき、1993年3月4日 - )は、日本の陸上競技選手。栃木県那須塩原市出身。那須拓陽高校、明治大学卒業。ヤクルト所属。5000m明治大学記録保持者。

来歴・人物

那須拓陽高校時代はインターハイ・国体や駅伝競走で活躍。同級生には、のちにヤクルトでも同僚となる高久龍(東洋大学卒業)がいる。

高校卒業後は明治大学に進学。1年生時は、当時主将で当時10000m日本学生記録保持者の鎧坂哲哉を上回るポテンシャルを持つスーパールーキーとして期待された。しかしトラックシーズンは目立った結果は残せず9月の合宿後には左太ももの骨膜炎を発症。練習を積めない日々が1か月以上続き、出雲駅伝・全日本大学駅伝は共に出走なし。しかし2012年1月に開催された第88回箱根駅伝では、各校のスピードランナーが集う4区を走り、54分53秒と同学年の田口雅也(東洋大学)に8秒及ばなかったものの、区間2位で5人抜きの快走を魅せ、チームの49年ぶりの総合トップ3(3位)に貢献した。

2年生時には同級生の有村優樹や大六野秀畝と共にチームの主力の立場になった。しかし前年同様、出雲駅伝、全日本駅伝の2つの大学駅伝は欠場。

2013年1月に開催された第89回箱根駅伝は前年同様4区を走り順位を2つ上げたが、58分21秒と区間7位と前年を上回る走りができず、チームは総合7位でフィニッシュした。

3年生時には5000mで、13分28秒79と明大新記録と早稲田大学の大迫傑に次ぐ現役学生2位のタイムをマーク。2013年10月に開催された出雲駅伝では2区(5.8km)を走り、6人抜きの快走し16分32秒と区間賞を獲得。5000メートル現役学生2位のタイムの意地を魅せた。2013年11月に開催された第45回全日本大学駅伝は各校のエースが集う2区を走ったが、順位を4つ下げてしまい39分47秒と区間11位となり、チームは3位でフィニッシュした。2014年1月に開催された第90回箱根駅伝は、初の3区を走り、前を走る早稲田大学との差を30秒縮める快走を魅せ、1時間03分27秒と区間2位でチームは往路、復路ともに7位ながら総合6位でフィニッシュした。

4年生になるとチームを引っ張る立場になった。しかし故障の影響で、出雲・全日本・箱根と相次いで欠場し、入学以来初めて大学三大駅伝を走らず卒業した。

大学卒業後はヤクルトに入社。2016年1月に開催された全日本実業団駅伝は、6区を走ったが順位を6つ下げてしまい、40分03秒と区間36位で、チームは23位でフィニッシュした。

2019年3月をもって、競技を引退。

戦績・記録

主な戦績

大学駅伝戦績

実業団駅伝戦績

自己ベスト

  • 1500m : 3分46秒50
  • 5000m : 13分28秒79
  • 10000m : 29分33秒63

出典


完全試合・八木澤さん、若き日の栄光と挫折。 YouTube

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