北部鉄道支社(ロシア語: Северная железная дорога)は、ロシア鉄道公開株式会社の支社(Филиал ОАО «РЖД»)の一つであり、1953年に創設された。アルハンゲリスク州、ヴラジーミル州、ヴォログダ州、コストロマ州、ヤロスラヴリ州、イヴァノヴォ州、コミ共和国のロシア鉄道線および一部がヤマロ・ネネツ自治管区にあるチュム-ラブイトナンギ線を管轄する。本部はヤロスラヴリに設置されている。

歴史

最初の開業区間はノフキ - シューヤ - イヴァノヴォ間であり、1868年に開業した。その後、サーヴァ・マモントフが設立したモスクワ・ヤロスラブリ鉄道がアレクサンドロフ - ヤロスラブリ - ヴォログダ間の鉄道を1870 - 72年にかけて開業させた。ほぼ同時期にルイビンスク - ソンコヴォ間とイヴァノヴォ - キネシマ間も開業した。1894年にヴォログダ - アルハンゲリスク間の鉄道の建設が開始され、1897年に開業した。最短ルートで建設することを優先したため、当時の人口希薄地帯を経由しており、交易路には沿っていない。

サンクトペテルブルク - チェレポヴェツ - ヴォログダ - キーロフ間の鉄道は1906年に運行を開始した。モスクワ・ヤロスラブリ鉄道は1907年に北部鉄道に改称された。ペルミ方面と接続し、これが2001年までの長期にわたりシベリア鉄道の本線の一部になった。コノシャ - ヴォルクタ間を結ぶペチョラ鉄道は1937年から1941年にかけてグラグの囚人によって建設され、コトラスに本部がある。

路線

  • シベリア鉄道ヤロスラヴリ支線(2001年以前の本線):アレクサンドロフI駅 - ヤロスラヴリ・グラーヴヌィ駅 - ブイ駅 - ユマ駅
  • ヤロスラヴリ・アルハンゲリスク鉄道:ヤロスラヴリ・グラーヴヌィ駅 - ヴォログダ駅 - コノシャ駅 - アルハンゲリスク駅
  • ペチョラ鉄道:コノシャ駅 - コトラス駅 - ヴォルクタ駅
  • サンクトペテルブルク・ヴォルクタ鉄道:コシュタ駅 - チェレポヴェツ駅 - ヴォルクタ駅 - ブイ駅
  • ベリコヴォ・キネシマ鉄道:ベリコヴォ - イヴァノヴォ駅 - キネシマ駅

参照

外部リンク

  • 公式ウェブサイト (ロシア語)
  • ロシア鉄道各支社の路線図 (ロシア語) (英語)

ロシアの鉄道車両と風景 世界の鉄道(裏辺研究所)

ロシア鉄道沿ヴォルガ鉄道支社 Гумрак~Котлубань 共産釜ВЛ80の宝庫

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ロシアの鉄道車両の驚くべき変貌 ロシア・ビヨンド

とてつもない量のロシアの鉄道写真が見られるサイト GIGAZINE