斉藤ブラザーズ(さいとうブラザーズ、英: SAITO BROTHERS)は、全日本プロレスで活動するプロレスのユニット。
元来は双子のプロレスラーである兄・斉藤ジュンと弟・斉藤レイのコンビ名だったが、後にユニット化した。
概要
兄弟タッグ時代
2020年12月、元大相撲力士養成員だった斉藤順・斉藤礼の二人が、全日本プロレス公開入門テストに合格し、プロレスに転向。2021年6月9日、後楽園ホール大会にて大森隆男・本田竜輝組を相手に揃ってデビューを果たす。
2022年1月より、無期限の海外遠征に出発。同年9月18日日本武道館大会で凱旋帰国し、石川修司を破ると翌日早くも世界タッグ王座に挑戦する(芦野祥太郎&本田竜輝組に敗退)。10月2日、兄弟揃ってVOODOO-MURDERSに電撃加入。
2023年6月7日、GLEAT後楽園ホール大会にて、初のタイトルとなるG-INFINITY王座を奪取。同タイトルは2024年2月にレイの右肩関節脱臼による返上まで、11連続防衛を果たした。同年6月17日には「SAITO BROTHERS」としてのグッズも発売され、コンビ名として定着する。
同年10月9日には、故郷の角田市での凱旋試合にて宮原健斗&青柳優馬組を降し、世界タッグ王座に輝く。同年末にはプロレス大賞新人賞を斉藤ブラザーズとして受賞。
2024年3月30日、世界タッグ王座を再度戴冠するとともに、VOODOO-MURDERSの全日本プロレス撤退に伴い脱退。
ユニット化
2024年5月29日、世界タッグ防衛直後にレイが全日本のベルト独占を宣言するも、二人ではジュニアや6人タッグのタイトルが獲得できず、利害が一致したとして土井成樹の加入を発表。土井は母の旧姓がサイトウであるとして、以後は“ミスター斉藤”土井成樹としての活動を宣言した。
同年6月24日、4人目の新メンバー加入が示唆され、7月20日に新メンバー・セニョール斉藤が加入。
メンバー
- 斉藤ジュン(2021年6月9日 - )
- 斉藤レイ(2021年6月9日 - )
- “ミスター斉藤”土井成樹(2024年5月29日 - )
- セニョール斉藤(2024年7月20日 - )
元共闘メンバー
- VOODOO-MURDERS(2022年10月2日 - 2024年3月30日)
戦績
- 全日本プロレス
- 三冠ヘビー級王座
- 斉藤ジュン(第75代)
- 世界ジュニアヘビー級王座
- “ミスター斉藤”土井成樹(第69代)
- 世界タッグ王座
- 斉藤ジュン&斉藤レイ(第97代、第99代)
- 世界最強タッグ決定リーグ戦優勝
- 斉藤ジュン&斉藤レイ(2024年)
- GLEAT
- G-INFINITY王座
- 斉藤ジュン&斉藤レイ(第3代)
- ICW
- ICWディッピンドーナツ24/7王座
- 斉藤ジュン&斉藤レイ(第31代)
- プロレス大賞
- 2023年度プロレス大賞 新人賞(斉藤ジュン&斉藤レイ)
- 2024年度プロレス大賞 最優秀タッグチーム賞(斉藤ジュン&斉藤レイ)
芸能活動
2023年7月5日より、ジュンとレイがミヤギテレビ「OH!バンデス」内のコーナー「TAXIめし Returns」にレギュラー出演。番組内では「強くてちょっぴりキュートな双子レスラー」と説明され、ジュンの甘い物好きなどはいち早く同番組内で明かされた。
2024年7月30日、楽天モバイルパーク宮城で開催された東北楽天ゴールデンイーグルスvs福岡ソフトバンクホークスの試合にジュンとレイがゲスト出演。セレモニアルピッチなどを務めたほか、背番号3110のコラボグッズも製作された。
2024年8月20日、ジュンとレイ初の写真集『DOOM!』がブックマン社より発売。
2025年2月26日、ジュンとレイが、インペリアルレコードレーベルより「どっち?」でCDデビュー。作詞・作曲ははなわ。
メディア
書籍
- 斉藤ブラザーズ写真集『DOOM!』(2024年8月20日発売、ブックマン社)ISBN 9784893089755
脚注
外部リンク
- 全日本プロレス公式サイト
- インペリアルレコードによる斉藤ブラザーズのページ