巨勢 豊人(こせ の とよひと)は、奈良時代の官人・歌人。字は正月麻呂(むつきまろ)。姓は朝臣。官職は大舎人。
記録
『万葉集』に以下の歌が一首、収録されている。
土師水通という大舎人の同僚に、巨勢斐太島村の息子の顔が色黒だということで、比較されてあざ笑った歌を詠まれたのに返して、
と詠んで笑い返した、ということである。
脚注
参考文献
- 『萬葉集 (五) 完訳日本の古典 6』小学館、1986年
- 坂本太郎・平野邦雄監修『日本古代氏族人名辞典』301頁、吉川弘文館、1990年
- 『日本古代人名辞典』3 - 771頁、竹内理三・山田英雄・平野邦雄編、吉川弘文館、1961年