持ち込み手荷物(もちこみてにもつ, Hand luggage, cabin baggage)、携帯手荷物(unchecked baggage)は、航空では機内持ち込み手荷物、鉄道では手回り品と呼ばれ、旅客が自ら携帯して座席に持ち込む荷物である。
一方で受託手荷物(Checked baggage)は貨物室・荷物車で保管輸送されるため、搭乗中・乗車中に触れることはできない。
航空
機内持ち込み手荷物は、保安検査の対象である。許容量は航空会社において様々である。
鉄道
鉄道においては手回り品と呼ばれ、鉄道運輸規程に従う。
無料の範囲を超える場合には、手回り品切符が必要となる。
JRグループ
持ち込める範囲は以下の通り。
日本国有鉄道
日本国有鉄道における、無料手回り品は以下の通り。
- 通勤定期乗車券および通学定期乗車券を使用する旅客
- 容積が0.025m^3以内、重量が10kg以内のもの1個まで。
- 長さが70cm以内。ただし、和傘・洋傘・つえ・運動用具については2mまで。
- その他の旅客
- 容積0.05m3以内、および0.025m3以内のもの、それぞれ1個まで。
- 長さは上記と同様、また釣竿についても2mまで認める。
- 総重量は20kg以内。
これを超えるものは手回り品として持ち込むことはできないが、以下については有料手回り品として、手回り品切符を購入することで持ち込みが許可されている。
- 巡回医療班が携行するレントゲン機械
- 巡回映画班が携行する映写機械
- 自転車振興会連合会の発行した選手登録証票を所持する者が携行する、解体してズックに収納した競輪用自転車
- 前各号のほか、手荷物として託送できる容量程度の物品であって、鉄道·航路区間にあっては鉄道管理局長、自動車線区間にあっては乗務員が特に持込を承認したもの。
保管場所
手荷物の保管場所としては網棚が利用可能である。
脚注
関連項目
- 日本国有鉄道の荷物運送
外部リンク
- 手回り品 - JR東日本。